2013年09月28日 (土)
2013年9月23日 第5回観月の夕べ も無事に終了しました。
岸城神社の阪井宮司さま、ご来場くださった皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。

後ろ右端が阪井宮司。出演者のうち稲葉さんが写っていません…残念。
岸城神社の阪井宮司さま、ご来場くださった皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。

後ろ右端が阪井宮司。出演者のうち稲葉さんが写っていません…残念。
2013年09月22日 (日)
観月の夕べ
2013年9月23日(月・祝)午後6時~8時
岸和田市 岸城神社 御社殿内
明日に迫った公演のプログラムです。
ガムラン音楽:
ハナジョス、家高洋、稲葉明子、岩本象一、西田有里、松田仁美、アナント・ウィチャクソノ
~*~*~
「スリンピ・アングリルムンドゥンSrimpi Anglirmendhung」前半
舞踊: 冨岡三智、(西岡美緒)
スリンピは、4人の女性によって踊られるジャワの宮廷舞踊です。「アングリル・ムンドゥン」は「雨雲のような」という意味で、雨をもたらす霊力があると言われています。1790年にマンクヌガラン王宮でブドヨという形式で創られたあと、スラカルタ王宮に献上されてスリンピに改作されました。この曲の前半はグンディン・クマナという、古い演奏法で演奏されます。クマナは宮廷でしか使わない楽器で、ジャワ王宮を守護する女神ラトゥ・キドゥルがこの音色を好むと伝えられています。2人の演奏者が1対のクマナをバチで交互にティン、トン、ティン…と叩き続けますが、その単調なクマナの調べ、上昇下降するメロディーや息の長い節回しなどが、神々に対する畏怖の念をもよおさせます。本公演では、前半だけを少しだけ短くして上演しています。
本来は、先頭の踊り手が先に1人だけ立って四方を巡りながら踊り、続いて4人が立って踊ります。今回はメインの踊り手は1人(冨岡)ですが、もう1人(西岡)が中央に座っています。スリンピは四方舞と言われますが、四方の外よりも、むしろ四方の中央に強力な磁場があるかのように意識して踊る舞踊で、その磁場を観客の皆さんに目に見えるように表現しています。(冨岡三智)
「陰陽ON-YO」(作曲:Dedek Wahyudi)
舞踊: 冨岡三智、西岡美緒
作曲: Dedek Wahyudi
2002年インドネシアの中部ジャワ州立芸術センターにて初演。作曲を、舞踊曲を得意とするDedek Wahyudi氏(インドネシア国立芸術大学スラカルタ校教員)に委嘱。元の振付は冨岡三智。今回はそれをベースに、後半はほぼインプロビゼーションで踊り、ジャワ舞踊のスラカルタ様式(冨岡)と、ジョグジャカルタ様式(西岡)の様式差をあえて出しています。
最初の男性独唱部では、「古事記」のイザナギとイザナミの国生みの神話を歌っており、宇宙の始まりを表しています。宮廷舞踊風にグンディン・クマナの編成で始まり、後にフル編成のガムラン演奏になります。前作の「スリンピ・アングリルムンドゥン」の完全版でもそうですが、宮廷舞踊の古い曲には、前半をグンディン・クマナで演奏した後に後半をフル編成で演奏するものがいくつかあり、それに倣っています。混沌から二つの異なる要素(陰陽、善悪、男女…)が生まれ、それらが対立や葛藤を経て合一、調和した世界に至るという、ジャワ宮廷舞踊と同様のテーマを表現しています。(冨岡三智)
舞踊劇 ラングンドゥリヤンLangendriyan
舞踊: 岡戸香里
ラングンドゥリヤンは中部ジャワ、スラカルタで19世紀後半に発祥し、マンクヌガラン王宮で発展してきたユニークな伝統舞踊劇で、「ジャワのオペラ」とも呼ばれます。すべての役柄は、荒々しい男性の役柄も含めてすべて女性によって演じられ、台詞として使われる歌は、トゥンバンと呼ばれるメロディーと密接に結びついたジャワ伝統韻文詩であるところに特徴があります。物語は、東ジャワのマジャパヒト王国の女王、ラトゥ・アユ・クンチョノウングのエピソード(または、ダマルウラン物語 とも呼ばれる)からとられ、王を取り巻く世界を中心とした「戦い―勝利―死」、「忠誠」、そして「愛(ロマンス)」がテーマとなっています。
<物語の概要>
マジャパイト王国に属しているブランバガンの領主でシャクティ(超自然的力)を持つメナッジンゴ(荒々しく醜い男性)のたくらみで、マジャパイト王国内では反乱が起き、乱れていました。メナッジンゴはマジャパイト王国の未婚の女王、ラトゥ・アユ・クンチョノウングの美しさに惹かれ、策をめぐらして、彼女と結婚してマジャパイトの王になろうとしていたのです。
国内の状態に心を痛めた女王が瞑想していたある時、不思議な声の啓示を得ました。メナッジンゴを倒し、マジャパイト王国を平和な状態に戻すことができるのは、ある村から出てきたダマルウラン(非常にハンサムで洗練された男性)という名の人物であると。女王はダマルウランに軍隊を率いてブランバガンのメナッジンゴを倒し、その証拠としてメナッジンゴの首を持ってくるように命じました。メナッジンゴを倒すため、ダマルウランは召使いを二人だけつれてブランバガンへ出発するのです。ダマルウランはメナッジンゴの妻たちの住む宮殿に入り込み、それに気づいたメナッジンゴは激怒して二人の間に戦いがおこります。その戦いで、ダマルウランは瀕死状態になり気を失ってしまいますが、メナッジンゴの二人の妻に介抱されて回復をとげます。妻たちはメナッジンゴのシャクティの秘密であるウェシクニン(黄色い鉄の意)の棍棒を盗み出して、ダマルウランに渡しました。その後のダマルウランとメナッジンゴの一騎打ちでは、ウェシクニンの棍棒のないメナッジンゴはついにダマルウランによって倒されたのです。その後、ダマルウランは女王の王宮に戻り、彼女と結婚して王となりました。
<今夜の演目に関して>
今夜、演じられる演目は、ラングンドゥリヤンの物語の一部で、Langendriyan Telu (ラングンドゥリヤン・トゥル(Teluは3の意))、または、Damarwulan Kantaka (ダマルウラン・カントコ(ダマルウランの気絶の意))と呼ばれ、メナッジンゴとダマルウランの戦いで、ダマルウランが気を失うところまでの物語です。ふつうはメナッジンゴとその召使のダユン、そしてダマルウランの3人で演じられます。今夜はそれを、メナッジンゴ、一人で演じるという、実験的なものになっています。ただし、観客の皆様の想像力がより掻き立てられるものになるのではないかと、期待しています。(岡戸香里)
ガムラン音楽と歌
1.アヤッアヤッ・ラスム・ブドル・ジュルックAyak-ayak Lasem Bedhol Jejer
2.~ラドラン・ルジャッ・ジュルッLadrang Rujak Jeruk ※
3.~ランチャラン・ゴドリルLancaran Godril ※
4.~スレペッ・バニュマサンSrepeg Banyumasan
ガムランはインドネシアの伝統的な打楽器を中心とした楽器群、またその楽器で演奏される音楽のことを指します。ジャワではスラカルタ(通称ソロ)とジョグジャカルタの王宮を中心に洗練された音楽が発展しましたが、民間でもさまざまな音楽が発展しました。
今回は、ジョグジャカルタ様式をベースに、ワヤン(影絵)の音楽の伴奏で使われるような、変化に富んだ曲をメドレー式に演奏します。※のついた2と3曲のコーラス部分は、インドネシアを代表するワヤンの人形遣いであり作曲家のナルトサブドNartosabdo(1925~1985)が作曲しています。
2の曲は明るく親しみやすいメロディーで、「あんたしっかりしなさいよ」と妻から夫への気持ちが歌われます。歌い手は多彩な節回しによって、明るく逞しく日常を生きるジャワの女性の様子を歌います。ナルトサブドはインドネシアの様々な地方の様式を積極的に作曲に取り入れましたが、3の曲はジョグジャカルタより西にあるバニュマス地方の音楽を元にしています。続く4のバニュマス風の曲とともに、宮廷音楽とは違って庶民的で躍動感のある賑やかな雰囲気が魅力の音楽で、男性の掛け声も音楽を盛り上げます。(西田有里、冨岡三智)
2013年9月23日(月・祝)午後6時~8時
岸和田市 岸城神社 御社殿内
明日に迫った公演のプログラムです。
ガムラン音楽:
ハナジョス、家高洋、稲葉明子、岩本象一、西田有里、松田仁美、アナント・ウィチャクソノ
~*~*~
「スリンピ・アングリルムンドゥンSrimpi Anglirmendhung」前半
舞踊: 冨岡三智、(西岡美緒)
スリンピは、4人の女性によって踊られるジャワの宮廷舞踊です。「アングリル・ムンドゥン」は「雨雲のような」という意味で、雨をもたらす霊力があると言われています。1790年にマンクヌガラン王宮でブドヨという形式で創られたあと、スラカルタ王宮に献上されてスリンピに改作されました。この曲の前半はグンディン・クマナという、古い演奏法で演奏されます。クマナは宮廷でしか使わない楽器で、ジャワ王宮を守護する女神ラトゥ・キドゥルがこの音色を好むと伝えられています。2人の演奏者が1対のクマナをバチで交互にティン、トン、ティン…と叩き続けますが、その単調なクマナの調べ、上昇下降するメロディーや息の長い節回しなどが、神々に対する畏怖の念をもよおさせます。本公演では、前半だけを少しだけ短くして上演しています。
本来は、先頭の踊り手が先に1人だけ立って四方を巡りながら踊り、続いて4人が立って踊ります。今回はメインの踊り手は1人(冨岡)ですが、もう1人(西岡)が中央に座っています。スリンピは四方舞と言われますが、四方の外よりも、むしろ四方の中央に強力な磁場があるかのように意識して踊る舞踊で、その磁場を観客の皆さんに目に見えるように表現しています。(冨岡三智)
「陰陽ON-YO」(作曲:Dedek Wahyudi)
舞踊: 冨岡三智、西岡美緒
作曲: Dedek Wahyudi
2002年インドネシアの中部ジャワ州立芸術センターにて初演。作曲を、舞踊曲を得意とするDedek Wahyudi氏(インドネシア国立芸術大学スラカルタ校教員)に委嘱。元の振付は冨岡三智。今回はそれをベースに、後半はほぼインプロビゼーションで踊り、ジャワ舞踊のスラカルタ様式(冨岡)と、ジョグジャカルタ様式(西岡)の様式差をあえて出しています。
最初の男性独唱部では、「古事記」のイザナギとイザナミの国生みの神話を歌っており、宇宙の始まりを表しています。宮廷舞踊風にグンディン・クマナの編成で始まり、後にフル編成のガムラン演奏になります。前作の「スリンピ・アングリルムンドゥン」の完全版でもそうですが、宮廷舞踊の古い曲には、前半をグンディン・クマナで演奏した後に後半をフル編成で演奏するものがいくつかあり、それに倣っています。混沌から二つの異なる要素(陰陽、善悪、男女…)が生まれ、それらが対立や葛藤を経て合一、調和した世界に至るという、ジャワ宮廷舞踊と同様のテーマを表現しています。(冨岡三智)
舞踊劇 ラングンドゥリヤンLangendriyan
舞踊: 岡戸香里
ラングンドゥリヤンは中部ジャワ、スラカルタで19世紀後半に発祥し、マンクヌガラン王宮で発展してきたユニークな伝統舞踊劇で、「ジャワのオペラ」とも呼ばれます。すべての役柄は、荒々しい男性の役柄も含めてすべて女性によって演じられ、台詞として使われる歌は、トゥンバンと呼ばれるメロディーと密接に結びついたジャワ伝統韻文詩であるところに特徴があります。物語は、東ジャワのマジャパヒト王国の女王、ラトゥ・アユ・クンチョノウングのエピソード(または、ダマルウラン物語 とも呼ばれる)からとられ、王を取り巻く世界を中心とした「戦い―勝利―死」、「忠誠」、そして「愛(ロマンス)」がテーマとなっています。
<物語の概要>
マジャパイト王国に属しているブランバガンの領主でシャクティ(超自然的力)を持つメナッジンゴ(荒々しく醜い男性)のたくらみで、マジャパイト王国内では反乱が起き、乱れていました。メナッジンゴはマジャパイト王国の未婚の女王、ラトゥ・アユ・クンチョノウングの美しさに惹かれ、策をめぐらして、彼女と結婚してマジャパイトの王になろうとしていたのです。
国内の状態に心を痛めた女王が瞑想していたある時、不思議な声の啓示を得ました。メナッジンゴを倒し、マジャパイト王国を平和な状態に戻すことができるのは、ある村から出てきたダマルウラン(非常にハンサムで洗練された男性)という名の人物であると。女王はダマルウランに軍隊を率いてブランバガンのメナッジンゴを倒し、その証拠としてメナッジンゴの首を持ってくるように命じました。メナッジンゴを倒すため、ダマルウランは召使いを二人だけつれてブランバガンへ出発するのです。ダマルウランはメナッジンゴの妻たちの住む宮殿に入り込み、それに気づいたメナッジンゴは激怒して二人の間に戦いがおこります。その戦いで、ダマルウランは瀕死状態になり気を失ってしまいますが、メナッジンゴの二人の妻に介抱されて回復をとげます。妻たちはメナッジンゴのシャクティの秘密であるウェシクニン(黄色い鉄の意)の棍棒を盗み出して、ダマルウランに渡しました。その後のダマルウランとメナッジンゴの一騎打ちでは、ウェシクニンの棍棒のないメナッジンゴはついにダマルウランによって倒されたのです。その後、ダマルウランは女王の王宮に戻り、彼女と結婚して王となりました。
<今夜の演目に関して>
今夜、演じられる演目は、ラングンドゥリヤンの物語の一部で、Langendriyan Telu (ラングンドゥリヤン・トゥル(Teluは3の意))、または、Damarwulan Kantaka (ダマルウラン・カントコ(ダマルウランの気絶の意))と呼ばれ、メナッジンゴとダマルウランの戦いで、ダマルウランが気を失うところまでの物語です。ふつうはメナッジンゴとその召使のダユン、そしてダマルウランの3人で演じられます。今夜はそれを、メナッジンゴ、一人で演じるという、実験的なものになっています。ただし、観客の皆様の想像力がより掻き立てられるものになるのではないかと、期待しています。(岡戸香里)
ガムラン音楽と歌
1.アヤッアヤッ・ラスム・ブドル・ジュルックAyak-ayak Lasem Bedhol Jejer
2.~ラドラン・ルジャッ・ジュルッLadrang Rujak Jeruk ※
3.~ランチャラン・ゴドリルLancaran Godril ※
4.~スレペッ・バニュマサンSrepeg Banyumasan
ガムランはインドネシアの伝統的な打楽器を中心とした楽器群、またその楽器で演奏される音楽のことを指します。ジャワではスラカルタ(通称ソロ)とジョグジャカルタの王宮を中心に洗練された音楽が発展しましたが、民間でもさまざまな音楽が発展しました。
今回は、ジョグジャカルタ様式をベースに、ワヤン(影絵)の音楽の伴奏で使われるような、変化に富んだ曲をメドレー式に演奏します。※のついた2と3曲のコーラス部分は、インドネシアを代表するワヤンの人形遣いであり作曲家のナルトサブドNartosabdo(1925~1985)が作曲しています。
2の曲は明るく親しみやすいメロディーで、「あんたしっかりしなさいよ」と妻から夫への気持ちが歌われます。歌い手は多彩な節回しによって、明るく逞しく日常を生きるジャワの女性の様子を歌います。ナルトサブドはインドネシアの様々な地方の様式を積極的に作曲に取り入れましたが、3の曲はジョグジャカルタより西にあるバニュマス地方の音楽を元にしています。続く4のバニュマス風の曲とともに、宮廷音楽とは違って庶民的で躍動感のある賑やかな雰囲気が魅力の音楽で、男性の掛け声も音楽を盛り上げます。(西田有里、冨岡三智)
2013年09月15日 (日)
恒例! 岸城神社への行き方 ~電車編~

今年で5回目となる「観月の夕べ」公演は、9/23(月・祝)に開催されます。9/11に現地チェックに行ってきて、今年も恒例の「行き方」を掲載します。昨年と今年の写真が混じっています。だんじり祭(今年は9/14-15)の直前なので、提灯が写っているのは今年の写真です。しかし、公演当日にはこの提灯はすでにありません。念のため。
岸城神社の住所は大阪府岸和田市岸城町11-30(岸和田城のお濠端)
最寄駅は南海本線の岸和田駅(区間急行が止まる、難波より25分)か蛸地蔵駅(各停のみ)

車でのご来場の場合は、最寄の公共の駐車場(城のお濠端にいくつかあります)をご利用ください。
以下、遠方から来られる方は区間急行を使われると思いますので、岸和田駅からの案内をいたします。
まずは地図。

岸和田駅の中央出口を出て左折し、線路の高架に沿って、岸和田城・市役所方面に向かいます。
駅を出て左側の風景

高架を左に見ながらずっと歩いていき…

前方の岸和田駅南の交差点を右折。

今年は岸和田駅南の交差点で渡ったけど、次の城見橋の交差点で渡っても良い。

次の、城見橋交差点(赤いローソン)の所を左折する

突き当りを右折

左手にある大賀医院を超え、川井医院の角の三叉路を左折

すると、道の左手奥に神社の鳥居が見えます(赤い矢印)
ちなみに右手奥にはお城が見えます(黄色い矢印)

神社正面はこんな風景

だんじり祭の直前だけ見られる鳥居脇の光景

最初の鳥居をくぐって参道へ、次の鳥居があり…

奥に御社殿=公演会場があります。

帰りに岸和田城を眺めてこ……

今年で5回目となる「観月の夕べ」公演は、9/23(月・祝)に開催されます。9/11に現地チェックに行ってきて、今年も恒例の「行き方」を掲載します。昨年と今年の写真が混じっています。だんじり祭(今年は9/14-15)の直前なので、提灯が写っているのは今年の写真です。しかし、公演当日にはこの提灯はすでにありません。念のため。
岸城神社の住所は大阪府岸和田市岸城町11-30(岸和田城のお濠端)
最寄駅は南海本線の岸和田駅(区間急行が止まる、難波より25分)か蛸地蔵駅(各停のみ)


車でのご来場の場合は、最寄の公共の駐車場(城のお濠端にいくつかあります)をご利用ください。
以下、遠方から来られる方は区間急行を使われると思いますので、岸和田駅からの案内をいたします。
まずは地図。

岸和田駅の中央出口を出て左折し、線路の高架に沿って、岸和田城・市役所方面に向かいます。
駅を出て左側の風景

高架を左に見ながらずっと歩いていき…

前方の岸和田駅南の交差点を右折。

今年は岸和田駅南の交差点で渡ったけど、次の城見橋の交差点で渡っても良い。

次の、城見橋交差点(赤いローソン)の所を左折する

突き当りを右折

左手にある大賀医院を超え、川井医院の角の三叉路を左折

すると、道の左手奥に神社の鳥居が見えます(赤い矢印)
ちなみに右手奥にはお城が見えます(黄色い矢印)

神社正面はこんな風景

だんじり祭の直前だけ見られる鳥居脇の光景

最初の鳥居をくぐって参道へ、次の鳥居があり…

奥に御社殿=公演会場があります。

帰りに岸和田城を眺めてこ……

2013年09月13日 (金)
第5回ジャワ舞踊・ガムラン奉納公演
観月の夕べ
だんじり祭の後の静寂…
2013年9月23日(月・祝)午後6時~8時
岸和田市 岸城(きしき)神社 社殿内
入場無料 ・カンパ歓迎
境内駐車場から絵馬殿の辺りでは午後1時から蛸地蔵商店街手作り市も併催します!
※公演は社殿内、手作り市も雨天でも中止になりません。

■出演
ジャワ舞踊: 冨岡三智、岡戸香里、西岡美緒
ガムラン音楽:ハナジョス、家高洋、稲葉明子、
岩本象一、西田有里、松田仁美、
アナント・ウィチャクソノ
■主な曲目
・「スリンピ・アングリルムンドゥン」前半
舞踊:冨岡三智
スラカルタ宮廷舞踊。女性の四方舞を1人で…
・「陰陽ON-YO」
舞踊:冨岡三智、西岡美緒
冨岡の委嘱により、2002年Dedek Wahyudi作曲
・「メナッ・ジンゴ」
舞踊:岡戸香里
マンクヌゴロ王家の舞踊歌劇より、王の舞踊
■岸城(きしき)神社と「観月の夕べ」公演について
岸城神社は岸和田城の鎮守神社として発展し、2011年に御鎮座650年大祭を迎えました。有名な「岸和田だんじり祭」はこの神社の例祭で、今年は9月14,15日に行われます。今年で第5回目を迎えるジャワ舞踊・ガムラン奉納公演「観月の夕べ」は、2009年に本公演の会場となる御社殿の改築を機に、中秋の名月にしっとりした公演を…という阪井宮司の発案で始まりました。

ジャワ・ガムランはジャワ島中部の王宮で発展した伝統音楽です。本公演では関西ガムラン界で活躍するベテランや留学経験者が集まり、毎年新しいテーマで、生演奏の音楽とその伴奏による舞踊を奉納しています。今年のテーマは、天地、水、神人です。天地が始まり、雨が神を呼び、そして人を目覚めさせる、そんな悠久の物語を、特に歌に重点を置いて表現します。社殿の中で生のガムランの響きをぜひご堪能下さい。そして千亀利(契り)の宮と呼ばれるここ岸城神社で、毎年お目にかかりましょう!
「観月の夕べ」公演のあゆみ
第1回 2009年10月4日
「彼此岸月乃夜夢」、落語(林家染雀)とのコラボレーション
第2回 2010年9月23日
新作ワヤン(影絵)「スマントリとスコスロノ」と舞踊
第3回 2011年10月12日
新作ワヤン「プトリ・バンブー」、雅楽とのコラボレーション
第4回 2012年9月29日
「瞑想の旋律、流水の舞」、秘曲ガドゥン・ムラティで舞う
昨年の映像はこちら↓
「第4回観月の夕べ」/撮影:阪井正明宮司
https://www.youtube.com/watch?v=d6ULlC9LryY
■会場・アクセス:
岸和田市岸城町11-30(岸和田城の前)
南海本線岸和田駅より徒歩10分、蛸地蔵駅より徒歩5分
※お車でご来場の方は岸和田城周辺の公共駐車場をご利用下さい。

■お問い合わせ:
ジャワ舞踊の会 http://javanesedance.blog69.fc2.com/
ハナジョス http://hanajoss.net/
主催:ジャワ舞踊の会、ハナジョス
共催:岸城神社
後援:在大阪インドネシア共和国総領事館、
岸和田市教育委員会、大阪文化団体連合会
協力:フロントダッシュ
蛸地蔵商店街手作り市の皆さん
観月の夕べ
だんじり祭の後の静寂…
2013年9月23日(月・祝)午後6時~8時
岸和田市 岸城(きしき)神社 社殿内
入場無料 ・カンパ歓迎
境内駐車場から絵馬殿の辺りでは午後1時から蛸地蔵商店街手作り市も併催します!
※公演は社殿内、手作り市も雨天でも中止になりません。

■出演
ジャワ舞踊: 冨岡三智、岡戸香里、西岡美緒
ガムラン音楽:ハナジョス、家高洋、稲葉明子、
岩本象一、西田有里、松田仁美、
アナント・ウィチャクソノ
■主な曲目
・「スリンピ・アングリルムンドゥン」前半
舞踊:冨岡三智
スラカルタ宮廷舞踊。女性の四方舞を1人で…
・「陰陽ON-YO」
舞踊:冨岡三智、西岡美緒
冨岡の委嘱により、2002年Dedek Wahyudi作曲
・「メナッ・ジンゴ」
舞踊:岡戸香里
マンクヌゴロ王家の舞踊歌劇より、王の舞踊
■岸城(きしき)神社と「観月の夕べ」公演について
岸城神社は岸和田城の鎮守神社として発展し、2011年に御鎮座650年大祭を迎えました。有名な「岸和田だんじり祭」はこの神社の例祭で、今年は9月14,15日に行われます。今年で第5回目を迎えるジャワ舞踊・ガムラン奉納公演「観月の夕べ」は、2009年に本公演の会場となる御社殿の改築を機に、中秋の名月にしっとりした公演を…という阪井宮司の発案で始まりました。

ジャワ・ガムランはジャワ島中部の王宮で発展した伝統音楽です。本公演では関西ガムラン界で活躍するベテランや留学経験者が集まり、毎年新しいテーマで、生演奏の音楽とその伴奏による舞踊を奉納しています。今年のテーマは、天地、水、神人です。天地が始まり、雨が神を呼び、そして人を目覚めさせる、そんな悠久の物語を、特に歌に重点を置いて表現します。社殿の中で生のガムランの響きをぜひご堪能下さい。そして千亀利(契り)の宮と呼ばれるここ岸城神社で、毎年お目にかかりましょう!
「観月の夕べ」公演のあゆみ
第1回 2009年10月4日
「彼此岸月乃夜夢」、落語(林家染雀)とのコラボレーション
第2回 2010年9月23日
新作ワヤン(影絵)「スマントリとスコスロノ」と舞踊
第3回 2011年10月12日
新作ワヤン「プトリ・バンブー」、雅楽とのコラボレーション
第4回 2012年9月29日
「瞑想の旋律、流水の舞」、秘曲ガドゥン・ムラティで舞う
昨年の映像はこちら↓
「第4回観月の夕べ」/撮影:阪井正明宮司
https://www.youtube.com/watch?v=d6ULlC9LryY
■会場・アクセス:
岸和田市岸城町11-30(岸和田城の前)
南海本線岸和田駅より徒歩10分、蛸地蔵駅より徒歩5分
※お車でご来場の方は岸和田城周辺の公共駐車場をご利用下さい。

■お問い合わせ:
ジャワ舞踊の会 http://javanesedance.blog69.fc2.com/
ハナジョス http://hanajoss.net/
主催:ジャワ舞踊の会、ハナジョス
共催:岸城神社
後援:在大阪インドネシア共和国総領事館、
岸和田市教育委員会、大阪文化団体連合会
協力:フロントダッシュ
蛸地蔵商店街手作り市の皆さん
2013年07月22日 (月)
16:00-18:00 9・23の「観月の夕べ」公演のため、西田美緒さんと私の作品「陰陽ON-YO」の練習。ドゥエットで、私が昔振付けたのをベースにするのだが、私も厳密に同じことをするつもりもなく(私も覚えてない)、彼女のジョグジャ様式のテイストと私のソロ様式の差がなくならず、かろうじてかみ合ってる感じのドゥエットにしたいなと思っている。やってみて、やっぱりディテールが結構違う。同じ(コンセプトの)ポーズなのに、ソロ様式では指をそろえて伸ばしているのに、ジョグジャ様式では指を丸めていたりとか、その逆とか。同じ動きを指す用語も全然違う。同じマタラム王国から分裂したのに(したからこそ)、お互いに同じようにはしたくないという様式の張り合いがある。
で、19:00-21:00は、8/2 在大阪インドネシア領事館主催のIndonesia Diplomasi Party(ハイアットリージェンシー大阪)のオープニング・パフォーマンスのための練習。演奏はハナジョス、西田有里、西岡美緒、家高洋(で全部だったか?)、舞踊は私と松田仁美さんで「ガンビョン・パンクル」を踊る。松田さんはマンクヌガラン様式、私は普通のソロ様式がベースなのだが、ソロ・ジョグジャの違いみたいに、ソロ(本家)とマンクヌガラン(分家)でも、ディテールがことごとく違い、同じ振りが結構左右対称で違っている。ここにも、互い同じようにはしたくないという様式の張り合いがある。
こういう内輪の張り合いって、他人事の時は面白いのだが、当事者になるとめんどくさい…
で、19:00-21:00は、8/2 在大阪インドネシア領事館主催のIndonesia Diplomasi Party(ハイアットリージェンシー大阪)のオープニング・パフォーマンスのための練習。演奏はハナジョス、西田有里、西岡美緒、家高洋(で全部だったか?)、舞踊は私と松田仁美さんで「ガンビョン・パンクル」を踊る。松田さんはマンクヌガラン様式、私は普通のソロ様式がベースなのだが、ソロ・ジョグジャの違いみたいに、ソロ(本家)とマンクヌガラン(分家)でも、ディテールがことごとく違い、同じ振りが結構左右対称で違っている。ここにも、互い同じようにはしたくないという様式の張り合いがある。
こういう内輪の張り合いって、他人事の時は面白いのだが、当事者になるとめんどくさい…
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