12/27 闇鍋を見に行く
藤原理恵子さんの作品を見に行く。
藤原さんとはその昔DANCE BOXに出演したときに知り合い、昨年は一緒にインドネシアのリアウ現代舞踊見本市にドゥエットで共演してもらった。パワーがある人なのだが、最初のシーンのように、ほとんどじっとしたままなのに、内に激しく痙攣するようなエネルギーをチャージしているところが私は好き。

「闇鍋(やみなべ)vol.2」
日時: 2009年12月27日(日)19:00- start19:30-
場所: 天然芸術研究所(地下鉄中崎町駅)
出演  feat.ツタン・THE・カーメンス゛(即興演奏)
    深草亭漫々(落語)、ジーニー(大道芸)
    藤原理恵子(おどり)
    
12/24 明日はクリスマス
明日はクリスマス。インドネシアでは地域によって宗教分布が違うので、一概には言えないが、イスラムが9割を占めていると言われる中部ジャワでも、意外にキリスト教徒がいる。
大モスクを持ち、ジャワ・イスラムの伝統を伝えるジャワの王宮にもキリスト教徒は少なからずいて、亡きパクブウォノ12世(2004年没)の1000日供養のとき、イスラム導師が執り行う公式の1000日供養(こちらに私は出席した)の他に、キリスト教徒の王族だけで別の日にキリスト教式でお祈りをしたと聞いた。

私がインドネシアの教会に行ったのは2002年12月31日のプロテスタントの教会での大みそかのミサと、2007年6月13日の、近所のカトリック教会の創立記念日の式典のミサの2回。

1回目のミサは、ひょんなことから連れていかれた。その大みそかの夜、私はソロにあるアートセンターtaman budayaで自分のドゥエット作品を初演したのだが、共演してくれた友達に、その代わりに大晦日のミサに一緒に来てほしいと頼まれたのだ。彼女はもともとイスラム教徒だったのだが、結婚を考えて付き合っている相手に合わせてプロテスタントに改宗し、教会の奉仕にせっせと出かけていた。踊り終わって疲れていたが、私は喜んで出かけた。

教会内の飾り付けはまったくのヨーロッパ風で、雪の飾りやら分厚い冬服を着たサンタの飾りやらがある。クリスマスといえばこういうイメージになっているらしい。牧師の説教は、なんだか名物予備校講師という感じで、檀上で熱弁をふるう。若者による宗教劇というのもあった。レベルは学芸会なみだったけれど…。

このミサの途中に市長がやってくる。この市長はクリスチャンで、この教会で8軒目であり、この晩はソロの主要な協会は全部廻るらしかった。こういうときこそ政治家は顔を売らないといけないのだろう。教会のほうに何時頃に来るということがあらかじめ知らされていたようで、それに合わせてミサの段取りをたてていたように記憶する。

<続く…>
モノローグ 迷惑メール
迷惑メールといえば、以前はタイトルに派手に★☆◎◆なんていう記号が入った買い物系、いやらしい単語が並ぶ出会いサイト系というのが多かったのだが、最近はそういうのをほとんど見ない。ネタが尽きたんだろうか。逆に最近になって時々入ってくる迷惑メールには、差出人の名前がいかにもイスラム系、メールのタイトルもassalam alaikum(イスラム教徒同士の挨拶)とか、イラクがどうのこうの、といったものがある。数は多くないのだが、この世界にもイスラム化の波が来たのか!と叫びたくなってしまう。けれど、そういうメールのドメインを調べてみると、発信元は中国だったりする。そういう傾向ってありませんか?


12/12-13 マレーシア研究会 手伝い
日本マレーシア研究会
(Japan Association for Malaysian Studies =JAMS)

第18回研究大会
日程: 2009年12月12日(土)、13日(日)
会場: 大阪市立大学

他の大学院生たちと大会のお手伝いに駆り出される。インドネシアとマレーシアは近い国で言葉も共通しているが、日本と韓国のように、近すぎるゆえにいつも張り合っているような関係である。

今回の発表の中で、マレーシアで世界遺産に指定されているマラッカやペナンの話がでてきたので、いろいろと調べてみる。インド、中国、マレーの文化が混合するマルチカルチャーな土地で行ってみたくなる。それになんだか町の色がカラフルできれいだ。
12/9 Traveler公演 見に行く
Hmp Theater Companyが、この6月にインドネシアで上演した"Traveler"を再演。

日時: 12月9日(水)19:30
会場: ウィングフィールド

ここで大阪大学・演劇学の永田先生、テルアビブ大学のFreddie Rokem先生、阪大院生2人に出会う。Freddie先生は土曜に阪大で講演される予定。終了後5人で食事。

12/19追記

インドネシア公演では広々としたプンドポ(ジャワの伝統空間)で上演したのだが、ここはほんとに狭い!劇場が狭いせいで、相対的に役者がやたらとでかく見える。もっとも、実際にでかい役者もいるが…。ガリバーの国にやってきた因幡の白ウサギのような心持ちで、しかしずうずうしく最前列で見る。

これは実は役者の足元を見たかったから。私は、舞踊公演で、踊り手の足の先が見えないという状態はいやである。芝居はものによるが、「traveler」の冒頭「足跡」は歩くことだけでシーンが成り立っているから、前列の人の後頭部に邪魔されることなく役者の足の先まで見たかったのだ。役者が空間を移動することで物語の場も時間も移動し、内面のtravelに入っていく。だからこの作品にはやっぱり広い空間が必要なことを実感する。

けれど、狭い空間で見たからこそ気づくこともたくさんある。あまりにも近いから、役者の足元―靴を履いている―の、特に足の甲の表情なんかが気になる。彼らの足の甲にはどことなく日本人らしい表情があり(靴のデザインではなく)、なんだか西洋くささが足りない気もする。ここはもっと西洋人っぽい感じで歩いたほうがいい気がするのだ。足の持ち上げ方ではなくて、足の下ろし方がポイントかもしれない、と実は今になって感じる。

他にも彼らに直接いろいろ伝えたのだが、ジャワの空間との差で見えてきたことは多い。今度はまた、別の広々とした空間で見てみたいなあと感じる。

 
12/5 東南アジア学会大会に出席
おもしろかったのは間瀬さんのジャムー売りの発表。私の留学していたソロをフィールドにしてますが、彼女自身はジョグジャの大学に留学していたとのこと。それでなんと1000人あまりの物売りにインタビューし、またジャムーの調査をするには自分でジャムーを作れないと、ということで独自のジャムー・レシピを持っているというパワフルな人です。

ジャムーはジャワのまあ健康・漢方風ドリンクと言えるでしょうか。伝統衣装を着たおばちゃん(おねえさん)が背中にジャムーの入った瓶を詰めて、家々を回って売り歩きます。何種類かのジャムーがあって、それを調合して飲ませてくれます。もっとも本当に薬としての効果を期待したいなら、シンセイと言われる華人系の人たちがやってる漢方薬屋に行ったほうが良いそうです。だいたいジャムー売りをしている女性の夫というのもこういう出稼ぎ行商をしているそうで、つみれ(bakso)鶏そば(mie ayam)とかアイス(es)を売っているとのこと。

ジャムーは私も時々飲んだことがありますが、お店で袋に入れて売っているものの方が好きです。sehat jamuという、紺色の箱に入った、なんだか男性の強壮剤みたいな名前のジャムーを愛用してました。ものすごく苦いのですが、私の体質には合って、体がだるいときに効果がありました。私の家があった地域にはあまりジャムー売りのおばさんは廻って来なかったですね。

------------------------------------

東南アジア学会第82回研究大会 

日時: 2009年12月5日(土)、6日(日)
会場: 慶應義塾大学三田キャンパス西校舎

12月5日(土)…2会場ありましたが、出席したものだけ書いています。


(第1会場)515教室 司会:小林寧子(南山大学)
14:15 「失われたカルティニの声を求めて―1911年版と1987年版の書簡集
    の対比で表出した問題についての一考察―」
    富永泰代(東京大学大学院生)
14:50 「蘭領東インドにおけるアラブ人協会『イルシャード』の教育活動
    ―設立者の理念とその展開―」
    山口元樹(慶應義塾大学大学院生)
15:25 「フィリピンのイスラーム改革主義とナショナリズム ―アフマド・
    バシル著『フィリピン・イスラーム史』をめぐって―」
    川島緑(上智大学)

16:00休憩

(第2会場)516教室 司会:伊藤眞(首都大学東京)
16:30 「ジャムー売りの郷 ―ソロ出かせぎ送り出し圏の生成と発展―」
    間瀬朋子(上智大学)
17:05 「シンガポール映画『881』から見る政府・映画制作者間の『交渉の
    ダイナミズム』」
    盛田茂(明治学院大学大学院生)

18:00懇親会 

12月6日(日)…欠席
12/3 たいし塾へ
たいし塾(四天王寺大学社会人教室) no.11
講師: 由比邦子
題名: 「古代ジャワにおける仏教受容」
日時: 2009年12月3日(木)18:30-20:00
会場: 毎日文化センター

由比さんは実はガムラン音楽の大先輩。私がジャワに留学中も、その調査報告書に目を通していただいたり、私がジャワ関係のワークショップを開催すると、いつも来てアドバイスしてくださった大恩人。
講演の内容は、ボロブドゥール遺跡の壁画に浮き彫りされた、仏教説話図に見られる古代の楽器図像について。この遺跡には音楽を演奏している図像がいくつもあって、その図から、古代の楽器の音楽形体を想像し、現在のジャワ人にまで通じる民族の音楽嗜好性を探ろうとするもの。
12/2 第5回アートマネジメント講座出席
グローバルCOE拠点・大阪市立大学都市研究プラザ
2009年度後期 地域のためのアートマネジメント講座

第5回 『美術館VSおんぼろ小屋 青森的地域資産とアート』
講師:立木祥一郎(teco LLC代表)
日時:12月2日(水)19:00~21:00
会場:船場アートカフェ

主催:地域アートマネージャー育成事業実行委員会
後援:大阪市立大学都市研究プラザ・大学院創造都市研究科、
   大阪芸術大学
文化庁 平成21年度「文化芸術による創造のまち」支援事業
12月の水牛
サイト「水牛」の中の「水牛のように」のコーナーに、「1960年代のインドネシアを視た人」を書いています。ベネディクト・アンダーソン氏の講演を聞きに行って感じたことを書いています。

「水牛」→ http://www.suigyu.com/
お知らせ HMPによる "Traveler"再演@大阪
この6月にインドネシアにて"Traveler"を上演した
Hmp Theater Companyが、大阪にて再演します。

日時: 12月9日(水)19:30
会場: ウィングフィールド
     大阪市中央区東心斎橋2丁目1-27 6F
料金: 2000円

カンパニーHP: http://www.hmp-theater.com/

インドネシア公演の写真より
_MG_7041 - コピー
photo by F.Sukhumana

※ カテゴリ「'08 Hmpインドネシア公演」もご覧下さい。