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10/30 聖心学園公演のご案内
以下の通り、学校で公演いたします。全校生徒の他の他は、父兄や入学希望者しか外来の観客はいないということですが、演者(冨岡)の知り合いと言って受付で記名すれば入れてもらえることになりましたので、お知らせします。

―― インドネシアの舞踊と音楽・ガムラン音絵巻 ――
月宮殿星都(げっきゅうでんほしのみやこ)

うなぎの昇天の道連れにされた落語家
途中で振り落とされ、にぎやかな通りをふらふらと…
久米仙人の落ちた穴を見つけては驚き、
月宮殿の舞いを見てはボーっとなり、
さて、どこにいきつくのやら…


日 時: 10月30日(土)13:30-14:30
会 場: 聖心学園中等教育学校・体育館
     奈良県橿原市久米町222(近鉄・橿原神宮前駅より徒歩10分)
※ 聖華祭(文化祭)の一環として

出演
ジャワ舞踊:冨岡三智
ガムラン: 岩本象一、稲葉明子、西田有里
語り:   林家染雀

「月宮殿星都」は、林家の先祖の林家蘭丸が作ったという話で、今日(10/24)聞きに行ってきた花丸染雀二人会でやっていた「竜宮海竜都」と一対の内容になっているみたいです。ほとんどやる人もないお話のようで、ジャワ舞踊仕立てにしろ見られるのはお得のように思います。しかもお話の中では久米仙人が落ちた穴も出てきたりするのですが、この学校の住所が久米町であることからも分かるように、久米仙人ゆかりの土地なのです。久米仙人開祖とされる久米寺が、駅から学校に行く間にあります。久米仙人ゆかりの土地でこのネタが聞ける、しかもジャワ舞踊付(というか、本当はジャワ舞踊の公演なんですけど)というお得なプログラムです。予算の関係上、フル編成ガムランで演奏するのが無理なので、ミニマル編成になっています。昨年、岸城神社でやはり染雀さんとジャワ舞踊の公演をしましたが、その第二弾です。ああ、学校だけでやるのがもったいない!
10/24 花丸染雀二人会に行く
ジャワ・ガムラン仲間の西田さん、稲葉さんと林家染雀さんの落語会に行く。実は、今月末に私たち+ふいご日和楽団の岩本さんとで公演するのですが、そのお話の構成の参考になるからと、染雀さんが今回ご招待してくれました。落語界の内容は以下の通り。また私たちの公演内容もまたブログにアップします。

第4回 花丸染雀二人会 
日時:10月24日(日)6:30開演(開場6:00)
場所:天満天神繁昌亭  木戸銭:前売2500円(当日3000円)全席指定

林家市楼「開口一番」
林家染雀『按七』
林家花丸『近日息子』
 中入り
林家花丸『夏の医者』
林家染雀『龍宮海竜都』

三味線:吉川絹代

221024.jpg


以下、彼の案内メールより、話の内容についての解説。

今回、私の一席目は「按七」。
「按摩の七兵衛」という今では演じ手も少なく、
かなり珍品の部類に入る噺です。
いわゆる「無筆」を扱った噺ですが、
バカバカしい中にも、当時のリアルな庶民が描かれた佳作かと思います。

トリの一席は「龍宮海竜都」(別名「小倉船」)。
師匠染丸も得意にしている、林家の先祖、林家蘭丸作と伝えられる噺ですが、
奇想天外で、鳴りものもたっぷり入る賑やかな噺になっております。
初めて自分の会をさせて頂いたときに手がけました噺で
やる度に何か工夫をと思って、演じておりますが、
今回は、中での踊りに趣向を凝らして、
二枚扇の踊りを取り入れてみようかと考えております。
今回も吉川さんに三味線をお願いして
華やかな舞台にしたいと意気込んでおります。
10/17 MIGOSHAオフ会 「モフ会」に参加
大阪のアーティストを紹介するサイト「MIGOHSHA(見巧者)」の第1回オフ会、略して「MOFF会(もふ会)に参加。

2010年10月17日(日)17:00~18:30
大阪市立芸術創造館にて
その後焼き鳥屋に場を移して続きをする

こじんまりと20人足らずのオフ会でしたが、それぞれの人とじっくりお話しできました。
意外に多彩なジャンルの人が登録しています。

10/14 hmp公演 Politics!
2010年10月14日(木)19:30- アイホール(伊丹)にて
エイチエムピー・シアターカンパニー公演
「Politics!Politics!Politics and Political animals!」を見る。

『ここは、私のダイニング。そして、私の王国。』

hmpちらし

終了後アフタートーク。

見てから気づいたのだけれど、岸田「リア」を下敷きにしていました。これは国際交流基金が1997年にアジアの共同制作したものですね。ちなみに、このときに音楽を担当したのが私の留学先の大学の元学長ラハユ・スパンガ氏でした。私がコーディネートしたhmpのインドネシア公演(2009年6月)では、公演終了後にみなスパンガ氏の家でのガムラン演奏会に行ったのだけれど、なんだか奇遇だ。

能の橋掛かりのような、またキャットウォークでもあるかのような白い通路状の舞台。パソコンのウィンドーのような窓(積み木でできている)。キーボードのような、通路手前の積み木の列。けれど、その通路はダイニング・リビングで、中央に積み木の椅子が鎮座している。白い積み木でできたバーチャルな世界。

父のリアが登場せず、シェークスピアの原作「リア王」にない母が登場し、3姉妹ではなく長女と次女の物語。コロスは長女の家来だったのか。アフタートークで聞いて、初めてわかる。まあ、バーチャル世界の住人だとは思っていたけれど。父の教え通り、権力者(である父)を倒して玉座につく長女の物語。最後に救済が訪れる?

いろんなイメージが喚起される。卑近な家族の物語でもあり、政治の問題とも読め、アイデンティティの物語でもある。

【キャスト】
長女:高安美帆
次女:森川万里(桃園会)
母:森田祐利栄

コロス:堀部由加里、古田里美、ナカメキョウコ、米沢千草、大森一広、米田 嶺、中元志保
※他劇団からの出演者が多いですが、所属は割愛。

【スタッフ】
原作=岸田理生『リア』
パタンナー(テクスト製作)=樋口ミユ
演出・美術=笠井友仁
音楽=obscure film
ドラマトゥルク(文芸部員)=くるみざわしん
映像=サカイヒロト
スクリプター(記録)=岡田蕗子
提携=AI・HALL
後援=ドイツ文化センター・大阪
助成=芸術文化振興基金
主催=エイチエムピー・シアターカンパニー
10/11 劇団アコア公演 「人間椅子」
10月11日(月祝)14:30~
五條アートプログラム
劇団A.C.O.A.(アコア)公演「共生の彼方へIII―人間椅子―」


原作:江戸川乱歩
構成・演出:鈴木史朗
出演:鈴木シロー
場所:Japanese Restaurant五條源兵衛 2階ギャラリー(五條市新町通り)

主催:特定非営利活動法人・大和社中
後援:五條市観光協会
助成:奈良県地域貢献活動助成

ちらしには、”独自の身体性、即興性、メタファー、そして、江戸川乱歩の怪奇小説を素に、密室でライブ!場を変え、回を重ねるごとに変化していく怪優・鈴木シローの独演「人間椅子」”とある。素の人間はよさそうな鈴木さんが、デストロイヤーのマスクで顔を覆うと、怪しげで、密室で何かされそうな雰囲気になる。まともに彼の眼を見るのが怖かった、実を言うと。終わったあと、主催や会場のレストランのおじさんたちが鈴木さんを囲んで談笑していた光景がなんだか不思議だったけれど、あの椅子男の情念には、男同士感じ入るものがあったのだろうか…?
10/9 ビデオ撮影の仕事
私自身の舞踊とは全然関係ありませんが、以下の事業でビデオ撮影の役を仰せつかりました。これが抜群に面白かったので、書きとどめておきます。

市大 文楽と評弾

大阪市立大学創立130周年記念事業
日中伝統芸能競演会 ―文楽素浄瑠璃と評弾の至芸― 

平成22年10月9日(土)
午後1時開演5時30分終演予定

<評弾>
『楊八姐』比武の段、『白蛇』賞中秋の段、『西廂』回柬の段

演唱:高博文(2004年上海十大文化名人、2005年中国曲芸節節目金奨受賞)
   朱琳(2008年江浙沪優秀青年演員電視大賽"評弾金榜"十佳演員)
解説:周震華(上海評弾団副団長)

<文楽素浄瑠璃>
『伊賀越道中双六』沼津の段

太夫 竹本住大夫(人間国宝)
三味線 野澤錦糸
ツレ・胡弓 豊澤龍爾
解説 阪ロ弘之(本学名誉教授、神戸女子大学教授)

<鼎談>
「伝統:未来への眼差し」

評弾は、評話(日本の講談にあたる)と弾詞(三弦と琵琶の弾き語り)からなる、蘇州で誕生し上海で全国的な芸能に成長した語り芸、とのことです。今回のように男女二人がコンビを組んで語るという形態が多いようです。舞台では二人が並んで椅子に座って観客の方を向き、その間に卓があって琵琶と胡弓が置かれています。二人はほとんど椅子に座って語り、時折立って身振りを交え、また楽器を手に取って弾き語りします。ちょっときの強そうな女性と気の弱そうな男性のそれぞれがとてもいじらしく、テンポよく進む二人の会話(歌)も小気味よい。

住太夫さんの素浄瑠璃もかわいらしさやら男気やらがあふれていましたが、三味線との間合いがなんとも良かったなあと思いました。最後のトークで、何度やっていても、今回でも三味線との息がばっちり合うまで1週間練習したとおっしゃってました。それ以上に、トークの住太夫さんのお話、ユーモアのある本音トークが炸裂していて、舞台とは別人みたいでした。にも拘わらず、トークの間中、姿勢が微動だにしないというのが素晴らしかったです。

主催:大阪市立大学大学院文学研究科・重点研究プログラム
共催:上海師範大学・大阪市立大学都市研究プラザ
協力:財団法人文楽協会
8/29 出演
以前書き忘れていた分です。

8月29日(日)箕面市・西南図書館
辻尾榮市氏の「『 對馬國卜部龜卜之次第 ( つしまこくうらべきぼくのしだい ) 』 攷 ( こう ) 」出版記念パーティーにてガンビョンを踊る。