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11/30 The Trioコンサート
The Trio Live in Gojo
山口武/ロン・カーター/ルイス・ナッシュ

日時: 2012年11月30日(金)19:30開演
場所: 弁天宗総本山 如意寺教堂(奈良県五條市)
主催: NPO法人 大和社中
料金: 5000円

五条の弁天さんでの公演。弁天さんにお参りに来る(のがメインではないけど)のは、久しぶり。門には提灯が掲げられ、境内の明かりに紅葉した木がぼうっと浮かび上がるのがいい。心落ち着く。お参りしてから教堂へ。入口ではちょっとした食べ物、飲み物(地元のジロッコというバーが出店していた)、柿や柿のお菓子(五条は柿の産地)を売っている。

教堂での公演なので、とても天井が低い。畳敷きでたぶん普段は床に座って教えを学んだりするんだろう。それがちょと残念だったが、音は聞こえるのでまあ良いか。音響は良かった。堂の正面にはちょっと舞台になったスペースがあって、天井から仏殿のような荘厳の具(名前忘れた)が下がっていて、ロン・カーターはその真下に立っているのだが、なんだかやけになじんでいる。というか、同化してる感じがする。不思議なたたずまいだった。

11/25 シンポジウム「グタイピナコテカ」について
大阪のアヴァンギャルド芸術
日時: 2012年11月25日(日)13:30-
場所: 大阪大学中之島センター、佐治敬三メモリアルホールにて
主催: 大阪大学総合学術博物館

第1部…戦後大阪の美術とグタイピナコテカ
 高橋亨、向井修二、加藤瑞穂

第2部…大阪のアヴァンギャルド芸術とは何だったか
    ―美術・デザイン・舞台・音楽―

所用で第1部しか聞けず。第1部は具体美術協会(1954-1972)の拠点「ピナコテカ」に焦点を絞り、その活動に関わった向井氏、批評家の高橋氏の証言をもとに、グタイの美術分野で果たした役割を再検討するという趣旨。ちなみに加藤さんは阪大博物館の招聘准教授で私の大学の同級生でもある。彼女の案内で出かけて行ったのだが、グタイのわけのわからんエネルギーみたいなものが伝わってきた。参加者も、グタイに関わってきたであろう只者ではなさそうな人たちが並んでいた。


11/18 平城京天平祭・バリ舞踊公演を見る
見に行ってきました。

大極殿の前でジャワ舞踊をやりたいとずっと思っていたので(実際に2年前に提案したことがあるも、あえなく却下された…)、バリ舞踊に先を越されたのは悔しいけれど、いい舞台だったなあと心から思う。1つにはこの大きな舞台を使えるくらいの出演者が関西で揃い、しかも以前よりもレベルアップしてきているから。そして、一番のお目当ての「吉野山」は、バリ舞踊の伝統曲だと言われても納得できるような(少なくとも私の目には)自然な出来ばえだったから。静として、忠信としてとてもリアリティがあって、この作品を「歌舞伎」ですよと言って何も知らない人に見せても、きっと素直に納得してもらえるような気がする。舞台の2人は静として、忠信として生きていたと思う。身体がとても生きていて、音楽と分離していない。そこに、日本のバリ舞踊もここまで来たんだなあと思わせる力がある。

そして、今まで一緒に踊ったこともある松居さんが出演していたのもサプライズ。

平城京天平祭 秋2012
天平の空に捧ぐ‐バリ舞踊とガムラン音楽

日時: 2012年11月18日(日)14:30~16:00
場所: 奈良平城京跡 大極殿前 交流ステージ

主催: 平城京跡にぎわいづくり実行委員会、奈良県、奈良市、平城京天平祭実行委員会
共催: 在大阪インドネシア共和国総領事館
料金: 無料

演目:
1. バレガンジュール(演奏パレード) 
2. パニャンブラマ(歓迎の踊り) 
3. マルガパティ(森の王 虎の踊り) 
4. テヌン(機織りの踊り) 
5. ダヌール・ダラ(弓の練習の踊り) 
6. チェンドラワシ(極楽鳥の踊り) 
7. 創作バリ舞踊 道行初音旅「吉野山」 
  作曲: I Gusti Ngurah Padang 
  振付: 猪野尾 洋美
  舞踊: 猪野尾 洋美(プスパ・ラトナ主宰)、田中 千晶(プルナマ・サリ主宰 )
8. ジョゲ「グラヌラ・ビアンララ(虹の粒子)」(お客様を踊りにお誘いする舞踊) 
  作曲: 横山 苺  
  振付: 松居 知子
  舞踊: 松居 知子(ピタ・マハ主宰)他

http://purnama.exblog.jp/18138697/ より

5の踊りは初めて見たのだが、20年ほど前に作られたクレアシ(新作、creationのこと)らしい。確かに衣装から新作っぽい感じは伝わるが、面白い作品だった。2人の男が(踊り手は女性)弓を持って練習しているという感じの曲だが、緩急が自在で、観客が面白いと思える構成。ジャワではこういう風には振り付けないなあと思う。

告知12/6 ジャワ舞踊とタイ音楽の夕べ@宇治
北タイ音楽ユニット”メーピン”プレゼンツ
ジャワ舞踊とタイ音楽の夕べ


メーピンによる北タイ音楽とタイ舞踊を30分ほど楽しんでいただいた後、生ガムラン演奏つきでジャワ舞踊のワークショップをいたします。


ゲスト: 冨岡三智+ハナジョス(ジャワ)+メーピン(北タイ)

日 時: 2012年12月6日(木)18:00~19:30
場 所: ぶんきょうサテキャン宇治橋通り
     京都府宇治市宇治壱番3
     JR宇治駅徒歩3分、宇治通り商店街サイト―写真館となり

★入場無料・予約不要

問い合わせ先: 京都文教大学フィールドリサーチオフィス
        TEL 0774-25-2630
       fro@po.kbu.ac.jp

メーピンは、京都文教大学総合社会学部・馬場雄治教授と、愛知大学や天理大学でタイ語非常勤講師を務めておられるイサラー・ヤナターン氏との北タイ音楽ユニットです。

20121206ジャワ舞踊と北タイ音楽の夕べチラシ0001

生演奏でジャワ舞踊が体験できる、またとない機会です。タイとジャワの共通点、違うところなどにご注目ください!
告知 12/1万葉衣装でジャワ舞踊体験(子供向け)
! NEWS ! ウォークに参加しなくても、ダンスだけ参加可能です!2012年12月1日(土)、多神社(最寄り駅:近鉄・笠縫駅)に直接お越しください。12:30頃から受付開始です。

私が講師をする催しのご紹介です。あと2週間、皆様の(+お子様の)ご参加をお待ちしています。

万葉古代衣装を着てオリジナル・ダンスを踊ろう!
キッズ・ダンサー参加者募集中!
対象:5~12歳。ダンス経験不問。要・保護者同伴。

私も古代衣装を着て踊れるというので、楽しみにしています。ジャワと万葉が溶け合った、雅な宮廷世界をお楽しみください。子供をダシに、大人も楽しみましょう!

! NEWS ! 万葉集の中のいくつかの歌をテーマに振り付けます。内容はお楽しみに!

催事名: 太安万侶てんこ盛り体験ウォーク
日  時: 2012年12月1日(土)10:00~15:30
場  所: 奈良県、近鉄橿原線田原本駅前西広場に集合
      同駅~笠縫駅周辺約5kmのコースです。

      
※ このうちキッズダンスは13:30~13:50頃、多(おお)神社にて
  最寄駅は笠縫駅(桜井市)です。

参加費: 1人500円(子供も同額)
持参物: 弁当、飲物、雨具、
     QRコードを読み取れるカメラ付き携帯電話またはスマートフォン
申 込: NPO法人 人材育成・雇用協議会 TEL 0744-24-7308
     お申し込みの方に詳しい資料をお送りします。

多神社には13:00~14:50の滞在予定。多神社では、私のダンス以外にも、正式参拝、宮司の多さん(太安万侶の直径子孫)のお話、紙芝居など、見どころが色々あります。

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11/6 Batik Museum&京都絞り工芸館提携調印式
次の調印式に出席してきました。

姉妹美術館調印式記念
ジャカルタ・テキスタイル・ミュージアム&
京都「京都絞り工芸館」交流展

日時: 2012年年11月6日(火)10:00~
場所: 京都絞り工芸館にて

同調印式を取り持った戸津正勝先生(国士舘大学)、ジャカルタ・テキスタイル・ミュージアム館長と学芸員の方、京都絞り工芸館館の方々、日本インドネシア服飾文化協会(J-ICCA)の方々、京都市関係の方々などが出席しました。

調印式の後、学芸員の方によるバティック実演があり、私も挑戦しました。以下の写真はJ-ICCAのブログより転載しました。必死で挑戦している私、です。
絞り工芸館でバティック

J-I CCAのブログ
http://jicca-kansai.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-74b5.html
京都絞り工芸館のブログ
http://shibori.jp/pl/?p=2243
11/3グローバルステージで踊る
日時:2012年11月3日(土祝)13:10~13:40
会場:京都国際交流会館(蹴上)
「オープンデイ」の「グローバルステージ」で、岡戸香里さんと踊りました。私が踊ったのは「ルトノ・パムディヨ」(スリカンディがビスモと戦うお話)、岡戸さんは「グヌンサリ王子」です。

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元写真:やぶくみこさん

衣装について:
「ルトノ・パムディヨ」はスラカルタ様式のジャワ舞踊です。1954年に


京都国際交流会館
http://www.kcif.or.jp/HP/jigyo/tabunka/jp/openday/2012/globalstage.html
10/27
2012年10月27日 
以下の展覧会の特別講演会として 
戸津正勝教授「ジャワ北部海岸バテイック―茜染めを中心として―」

を聞きに行く。

戸津コレクション
世界遺産「古代ジャワ更紗」と世界の絞り展
―茜染めの世界―

会期: 2012年10月2日(火)~11月14日(水)
会場: 京都絞り工芸館
主催: 京都絞りフェア実行委員会
協力: 京の絞り職人衆京都絞栄会、京都絞り工芸館
後援: 京都府、京都市、国際交流基金、京都新聞社、国士舘大学、
    日本-インドネシア服飾文化協会

チラシバティックおもて02@1

2011.11水牛「バティックの呪力」
高橋悠治氏のサイト「水牛」の今月号に以下の文章を書いています。さまざまなエッセイが読めますので、是非「水牛」の方で読んでみてください。

「水牛」 http://www.suigyu.com/
 ↓
「水牛のように」 コーナー
※今月いっぱい読めます。その後、しばらくするとバックナンバーコーナーに移されます。私は2002年11月から寄稿しています。



バティックの呪力

唐突だが、今月はバティック(ジャワ更紗、ロウケツ染め)について書いてみる。バティックというと日本の着物と同様、晴れがましい日の装いと いうイメージがあるのだが、私にはお葬式でのバティックがとても印象に残っている。私の舞踊の師匠、ジョコ女史が亡くなったとき、私は亡く なった夜から次の日にお葬式と埋葬が終わるまでずっと師匠の一族一同と一緒に過ごした。お葬式はジャワ・イスラム式で行われた。

お葬式の朝、カマル・マンディ(浴場)で師匠の子供たち3人が並んで座り、師匠の亡き骸を数枚のバティックで包んで抱きかかえながら、水をか けて体を洗う儀礼があった(子供は全部で4人いるのだが、規定で3人ということかもしれない)。日本の湯灌みたいなものだ。そして、洗い終え て体をぬぐうと、また別の数枚のバティックで亡き骸は覆われ、居間に寝かせられた。この後、イスラム教徒として全身をすっぽり覆う白装束への 着替があったのだが、師匠の家にある古い写真では、イスラム教徒でも昔はバティックの正装で棺桶に収められ埋葬されていたようだ。最近は「正 しい」イスラムの教えが広まったので、白装束にするらしい。湯灌にはバティックを使うのが習わしだと聞いた。柄に決まりはないように見える。 最後に白装束になるなら湯灌の衣装は何でも良さそうなものだが、バティックという点に土着信仰が残っているのかもしれない。

ジャワの民間信仰として、病人にバティックを掛けると病気が治るというものがある。それが「父親のバティックを掛ける」だったり、また「バ ティックを掛けてキドゥン(詩歌)を朗誦する」だったりと伝承に多少の幅はあるが、バティックに病気を治す呪術的な力があると考えられていた ことは間違いがないだろう。死者に着せるのも、悪霊から守るといったような呪術的な意味があるのかも知れない。手作業でロウケツ染めをしてい た時代には、バティック制作の過程で布にものすごく念が込められていたのかも知れない。

私の手元にあるバティックの本は、どれも一連の結婚儀礼とそれで使われるバティックの意匠や吉祥文様の意味などについて詳しく書かれているけ れど、葬式儀礼や病気平癒のためにバティックが使われるという点については触れられていない。それは、不吉なことゆえか、バティックの柄につ いて細かな決めごとがないから本にするまでもないのか、取るに足りない民間習俗だからなのか…。

ジャワの王宮儀礼で見られるさまざまなバティックの美しさも忘れがたい。けれど、あの亡き骸を包んでいたバティックに、ジャワ人のバティック への思いが凝縮されているような気がする。