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12/8-9 東南アジア学会出席
東南アジア学会2012年秋季(第88回)研究大会 に出席。

日時:2012年12月8日(土)~9日(日)
場所:上智大学 四ツ谷キャンパス
  (最寄り駅:JR/地下鉄 四ツ谷駅)


2日目の夜は友人と四ツ谷駅界隈で食事ののち、夜行バスで翌朝帰宅。

12/6 京都文教大サテキャンにてジャワ舞踊WS
北タイ音楽ユニット"メーピン"プレゼンツ
ジャワ舞踊と北タイ音楽の夕べ

2012年12月6日(木)18:00~19:30
ぶんきょうサテキャン(京都文教大学サテライト・キャンパス)宇治橋通り
ゲスト:冨岡三智、ハナジョス
案内人:メーピン
入場無料


20121206ジャワ舞踊と北タイ音楽の夕べチラシ0001 - コピー

ここは宇治の平等院の近くということで、1時半に現地入りして平等院に直行。サテキャンからは歩いても10分かからない。小学生の時に社会見学で見に来て以来なので楽しみにしていたものの、折悪しく、この9月から1年半の改修に入ったとかで、阿弥陀堂はすっぽり覆われている…。この光景を見たとき、唐突にクリスト(風景から建物まですっぽり梱包する作品で有名な現代美術作家)を思い出してしまった…。

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クリストが包んだか?と思えないこともない平等院鳳凰堂

鳳凰堂が見れないのは残念でしたが、平等院ミュージアム鳳翔館では、あの雲中供養菩薩(鳳凰堂の壁につけられていたやつ)が間近で見れました。これは嬉しい!この菩薩は音楽を奏でる菩薩だけでなく、サンプールのような布を持って舞っている菩薩もいて、その姿の優美さにうっとりする。ぼーっと見とれているうちに、早や打ち合わせ時間の4時まであと15分!大慌てで引き返す。

~ ~ ~ 閑話休題 ~ ~ ~

"メーピン"は京都文教大学 総合社会学部・馬場雄司教授と、愛知大学/天理大学・タイ語講師、イサラー・ヤナターン氏による北タイ音楽ユニット。お二人は馬場先生がタイ留学していた頃からのお知り合いだそうな!そういう風に人間関係がつながるのは素敵ですね。イサラー氏は日本人と結婚しておられるということで、ハナジョス夫と気が合っていたみたいです。ハナジョスは佐々木さんとローフィット君の夫婦ユニット。

2人は弦楽器で演奏されたのですが、イサラーさんが演奏した二胡楽器は、ジャワのルバーブと同じく胴体はヤシの殻(いまのルバーブはヤシの殻製ではないけど)で、弓にはかつては馬の尻尾の毛を使うとか(今はナイロン製)、弓を引くのでなく、胴体を回転させて演奏するとか、共通点が多い。

演奏のあと、イサラーさんの武術舞踊。これなど、スマトラなどムラユ地域の舞踊と共通している。彼にどうやって舞踊だとか音楽とかを学んだのかを聞いてみると、田舎の出身で、小さい頃からお祭りで演奏したり踊っていたりしたから、とのこと。やはり、こういう伝統芸能は田舎では脈々と受け継がれているんだなと思う。

さて、このサテキャンは、結構地元に根をおろしているみたいで、ワークショップ参加者も常連さんが多かったようです。26,7人も参加してくれて、20枚近く持って行ったサンプールが足りなかった(チンデ柄のをあるだけ持って行ったのに)。すばらしいのは、年配の男性がかなり多かったこと。あとで馬場先生曰く、このサテキャンで音楽イベントの常連さんとか。また年配の女性陣は気功をされているとかで、とにかく積極的に体を動かし、質問もしてくれる。いい雰囲気でした。録音ではなく、生演奏でワークショップして良かった…

驚いたのは、東京でガムラン音楽活動に参加しているJさんがわざわざ車で来てくれたこと!彼女は島根でのスリンピ公演も車で見に来てくれたのです。なんてタフな!
12/4 桃大 東チムールについての講演
以下の研究会に参加。

日時: 2012年12月4日(火)17:15~19:15
主催: 桃山学院大学インドネシア研究会

講師と題目
1. ヌグロホ・カチャスンカナ「西ティモールの難民問題」
2. ラウラ・アブランテス「東ティモールの国づくりにおける女性の役割」
通訳: 鈴木隆史・小池誠

2人は、東ティモール独立10周年記念シンポジウム(東京)のため来日。最貧国の国づくりの様子と独立時の騒乱によりインドネシア側の西ティモールに難民となった人びとの現在について話を聞く。

12/2 万葉衣装でジャワ舞踊 in 多神社
日時: 2012年12月2日(土)13:30頃~
場所:多(おお)神社(奈良県磯城郡田原本町)
古代衣装DEダンス~万葉の世界~

地域コミュニティのためのITスキルアップ向上事業・QRマップでめぐる
太安万侶てんこ盛り体験ウォーク ファイナルイベント


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以下の万葉集の歌のイメージをテーマに、万葉衣装を着て、ジャワ舞踊を踊るという趣向。観客は上のウォーキング参加者の皆さん。近鉄の田原本~笠縫駅間の万葉ゆかりの地を歩くというツアーで、当然、万葉が大好きな人たち。私も万葉とジャワは雰囲気が合うと思っていて、飛鳥の国営公園でもワークショップと公演を1度ずつやったことがあるくらいだから、当然、今回の趣向は嬉しい内容。何が嬉しいといって、万葉衣装が着れるのがうれしい。県が持っている衣装らしい。

朝から冷たい雨が降り、どうなることかと思ったが(ウォーキングが中止になるかもしれない)、本番にはとても晴れてきてホッとする。

テーマで選んだ万葉の歌は次の通り。
・茜さす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る(額田王)
・春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣干したる 天の香久山(持統天皇)

・大君は 神にしませば 天雲の 雷の上に いほりせるかも(柿本人麻呂)
・いにしへに ありけむ人も 我がことか 三輪の桧原に かざし折りけむ(柿本人麻呂)
・うつせみの 世は常なしと 知るものを 秋風寒み 偲ひつるかも(大伴家持)


これをDharmaningsiwi(ダルマニンシウィ)という曲につける。ちなみにこれは、私も出演して2003年2月1日に行われたDjoko Tutuko氏振付の舞踊作品の曲で、Wito氏作曲。私の師匠の舅にあたる宮廷舞踊家へのオマージュとして作られた舞踊。ジャワのいろんな雰囲気の曲で構成されていて、それぞれの場面に、万葉の歌のイメージを重ねたつもり。

子供たちとのワークショップは朝10時半から。出演予定者がでだめになった子が多く、結局子供の参加は2人(1人はバレエをやっていると言っていたと思う)。主催者から2人(でも1人は演劇で役者をやっている人)が参加する。10時半から12時半頃まで構成して、私がメインで踊り、時々踊りのシーンが他の人にもあるという感じで振付。でも、参加してくれた子は雰囲気に合わせて動ける子だったので良い感じに仕上がる。

やっぱり子供は衣装を着てそこにいるだけで可愛い…。大人3人も万葉人になりきってますね。写真撮影に入っている男の子は、はじめダンスをする予定だったのだが、やっぱりウォーキングに参加したいということでそちらに参加し、撮影のときだけ衣装を着て参加。

会場の多(おお)神社は、太安万侶の子孫が神主を務めておられる神社。今年は古事記編纂1300年ということでクローズアップされているらしい。
11/23 東大寺・興福寺
2012年11月23日(金・祝)とても寒い日だった上に雨まで降ってくる。
フィリピンの友人(伝統医療の研究者)が奈良観光をしたいというので、連れて行く。JR奈良駅前からバスに乗ってまずは東大寺へ。JR奈良駅は拡張され、旧駅舎は観光案内所になっていた。

東大寺で大仏を見たあと徒歩で奈良公園内を興福寺へ。新しくなった博物館で阿修羅をはじめとする仏像を見る。鹿を初めて見たという彼は大喜びで写真を撮りまくっていた。その後、五重塔の横を通り、南円堂から猿沢の池に下り、三条通りをJRの方へ向いて歩く。

南都銀行横のびっくりうどんで昼食。奈良へ来るとだいたいいつもここで食べるのだが、今年で開店60周年だとか!伝統的な漢方の材料や道具を展示した薬局があり、彼のために店内を見せてもらい、お茶をして、彼は滋賀の方へ。