スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
水牛2016.2「外国人に通じない日本語」
高橋悠治氏のサイト「水牛」の2016年2月号に「外国人に通じない日本語」を書きました。
『水牛』 http://www.suigyu.com/
 ↓
「水牛のように」2016年2月号目次 
 ↓
外国人に通じない日本語



外国人に通じない日本語

以前から日本で働くインドネシア人に日本語を教えていて思うこと。会話集の日本語の文法もわりと理解して意味も取れているのに、彼らが「日本人が何が言いたいのかよく分からない」と訴える言い方がいくつかある。その筆頭が、「質問があるんですが…」、「質問があるんですけど…」のような言いきらない言い方。「が」や「けど」は「しかし」っていう意味ですよね?と聞かれるので、この場合は「しかし」の意味ではなくて、単に文をつないでいるだけのことが多いとアドバイスするも、文を切らないという感覚が分かりづらいようだ。それに、突然に「~が…」と言われると、否定的なことを言われたと思ってぎくっとするらしく、けれどその後は「…」となって何も言ってくれないので、「しかし、何なんだ?」と思うらしい。「質問があるんですが…」の…には、(いま質問してもいいですか?)という言葉が隠されているのだと説明しても、そこが理解できないという。確かに、質問があるのなら最初から「いま、質問してもいいですか?」とだけ言えば良いのである。「が…」、「けど…」と言うから通じないのだ。

しかも、朝礼などで、「~~で、~~で、~~だけど、~~で、~~が…」と話が切れないで延々続くと、余計に混乱するみたいである。これも、短い文に区切って、「~~です。~~です。~~です。~~です。」と言えば通じるのに。ただ、テレビを見ていても、日本人の話し方はほとんどこのパターンだ。文章がいちいち切れると冷たいというか余韻がない感じで話しにくい、聞きにくいと感じられるのだろう。私自身もそういう話し方をしていると思うけれど、なるべく外国人には文章を区切って話すように心がけている。

さらに外国人がよく訴えるのが、日本人の話の結論が分からないということ。もっとも、インドネシア人だって結論のない話し方をする人は沢山いる。しかし、同国人同士で話をする場合、とりあえず単語の意味は分かるので、文章全体で意図が分からないという状況をあまり自覚しない。けれど、日本人に結論のない話をされると、外国人は自分の語学力が足りないために相手の意図が分からないと思ってしまうのだ。

否定疑問文や二重否定、反語表現も分かりにくいようだ。「行きたくない?」とか、「行きたくなくもない」とか、「どうすればいいのよ?(どうもしようがないでしょ)」とか。こういう婉曲的な表現は外国語にもあるけれど、外国語で言われると分かりづらくなるというのは事実だ。私も英語で否定疑問文を使われると、?となる。

というわけで、結局相手に伝わりやすい日本語というのは、1つ1つ短く文を切って、意図が明確な文章を、婉曲的な言い回しをせずストレートに言うに尽きる。外国人が多く日本に在住する状況では、ペラペラ外国語が話せる日本人を生み出すより、こういうわかりやすい日本語を話せるような日本人を育てる方が先決のような気がする。
スポンサーサイト
1.31 インド舞踊公演ゲスト出演
以下の公演に、ゲストとしてトーク出演しました。1部で師匠から弟子への授与式や祈りがあり、第2部でインド舞踊の公演、第3部が座談会。インド舞踊へのコメントの後、櫻井先生のお好きな曲だという「Prabhuji」を歌うコーナーがあり、その後でゲスト4人が一斉にその曲に合わせてそれぞれのやり方で創作即興で踊りました。そして第4部が交流会。

櫻井先生の会にはすでに3回くらい御招待いただいているのですが、インド舞踊を見ていると、インド文化の影響を受けたジャワ舞踊のイスラム化についていろいろ考えてしまいます。即興の方はなかなか得難い経験でした。カタックの旋回する動きには吸い込まれそうなエネルギーがあります。モダンダンスはそのエネルギーを吸い込んで、さらに空間の中で巨大化した感じ、日本舞踊はジャワ舞踊並みにおとなしいのではないかと思っていましたが、扇を使うと、小柄な舞い手も大きく見えるものです。というわけで、三方のエネルギーに飛ばされないように、一人だけスローな時間の中で動いておりました。一緒に踊っているをまじまじとは見れませんでしたが、でも、時の感じ方が見事にばらばらだった感じがありました。

新春インド舞踊公演 師から弟子へ その愛と教導のすべて
祝つなぐ文化・ギータンジャリ友の会25周年、櫻井暁美インド舞踊留学50周年

日時: 2016年1月31日(日) 16:00~
場所: ドーンセンター 1F パフォーマンススペース
主催: つなぐ文化・ギータンジャリ友の会
出演: アンジャリ・メールと櫻井暁美系譜の弟子たち
ゲスト: 天羽祥瑞(日本舞踊)、小谷ちずこ(モダンダンス)、
     冨岡三智(ジャワ舞踊)、ナリニ・トシュワル(カタック)

インド舞踊公演ゲスト1 インド舞踊公演ゲスト出演
※スタッフの撮影による。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。