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5/13 大阪能楽大連吟 出演
唐突ながら、以下の会に出演します。

2018 大阪能楽大連吟
日時: 5月13日(日)午後3:00 ~ 4:30
会場: 四天王寺・五智光院(大阪市天王寺区)
演目: 高砂、石橋
料金: 2000円


●公式サイトより趣旨:
能楽大連吟は、「謡」を通じて古き良き日本文化の再生と、「大合唱」という新たなエッセンスを加え、老若男女のコミュニケーションの輪を広げるという新たな試みです。2008年に京都で始まった「能楽大連吟」の講師陣のうち、観世流 齊藤信輔・今村哲朗 両人と、能楽コーディネーター 山村貴司の3人が満を持して2018年、大阪・四天王寺にて「大阪能楽大連吟」を立ち上げる運びとなりました。
 
 というわけで、私も下手の何とかながら謡に初挑戦です。この企画は一言で言うなら「100人の第九・能楽版」です。下手なのはさておき、人と一緒にやるのは楽しく、今回あらためてジャワの芸能との共通点を発見しながら新鮮な気持ちで取り組んでいます。
 指導ならびに当日シテを務められる齊藤先生は、私が2007年に企画した能のインドネシア公演に参加してくださった先生です。(左項にある記事分類>プロデュース(32)>'07 能インドネシア公演(5) を参照)
 ちなみに、会場の五智光院は重要文化財で、元和9年(1623年)徳川秀忠による再建です。 
 なお、チケット購入は私の方へ連絡下さるか、または直接会場でもOKとのことです。

企画の詳細、会場などは以下の公式サイトよりご確認下さい。
https://osaka-dairengin.com/

アクセス: 
JR「天王寺」駅から北へ徒歩12分
地下鉄御堂筋線「天王寺」駅から北へ徒歩12分
地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅から南へ徒歩5分
近鉄「大阪阿部野橋」駅から北へ徒歩14分
4月~
この4月から、2大学で非常勤講師をすることになりました。
京都産業大学では「たのしく学ぶインドネシア語IB」を、
奈良県立医科大学では「アジア文化論(インドネシア)」を、
教えています。
4/29インドネシア語講座のお知らせ
ビジネス実践インドネシア語講座

日時:4月29日(日)14:30~17:00 
会場:五條 源兵衛(五條市新町通り)
   http://genbei.info/
   JR和歌山線・五条駅より徒歩15分、無料駐車場あり
   ※画面下地図参照

費用:3000円(当日現金で支払い)
※ 源兵衛特製のデザート・飲み物付

2月末は別府での研修の仕事で缶詰になっていたため、そして3月末は翻訳の仕事で自宅に缶詰になっていたため、講座は2ヶ月お休みにしていましたが、今月末は開催いたします。ちなみに、1月の講座でのデザートは、五條市内で3軒しか手掛けていない土耕栽培によるいちご「古都華」と緑大根。コーヒー、ほうじ茶。

今月のテーマ: 決定次第、掲載します。
ちなみに先月のテーマは 
①インドネシア銀行はビットコインでの支払いを禁止
②ITS工科大学は電気自動車だけでなくスーパーカーを大統領にお披露目、
③ジャカルタ海洋博物館が焼けた7要因
④4つのインドネシア独自という料理は実は外国由来
の4本でした。
詳細➡ http://javanesedance.blog69.fc2.com/blog-entry-909.html

基本的に、文法を順になぞるのではなく、インドネシアで最近話題になっているニュースを読みやすくアレンジしたものを読みます。完全解説付きの資料を御用意しますので、初心者でも参加可能です。また、日本語をもっと勉強してみたいインドネシア人の方の参加も歓迎しております。

教材とデザート準備のため、参加ご希望の方は前日夜頃までにメールでご連絡下さい。、連絡先は右のコラムの上、私のプロフィール写真の下のリンクをクイックすると見られます。


なお、レストランの昼食時間と夜の時間の間を利用して講座を開催しています。食事ご希望の方は直接、五條 源兵衛にご予約下さい。

源兵衛地図
2.16-3.19 別府などの写真
2018.2.16~3.19 別府など/Places of Good Energy around Beppu
別府湾・高崎山・八幡竈門神社・柞原八幡宮・宇佐神宮・太宰府天満宮・宗像大社・神湊・鎮国寺
 

2月半ばから3月半ばまで、1ヶ月間缶詰でインドネシア語を教える研修講師として、別府に行っていました。その写真をアップしています。
2018.04水牛「別天地」
この文章にも書きましたが、2月半ばから3月半ばまで、1ヶ月間缶詰でインドネシア語を教える研修講師として、別府に行っていました。実はここ3年くらい、毎年3月、8月とこの仕事をやっているのですが、今まではりんくうタウンの研修センターでやっていたのが、今回初めて別府にある大学施設を使っての研修となりました。大分県が誘致したそうです。というわけで、私にとっては初の九州上陸でした。ただ、自宅に戻って後、3月は翻訳の仕事に忙殺され、あっさりした文になっています。

高橋悠治氏のサイト『水牛』の
2018年4月」(水牛のように)コーナーに、
今月は「別天地」を寄稿しました。

高崎山
APUから望む高崎山



別天地

2月から3月の1か月間、インドネシア語を教える仕事で別府にいた。私としては初めての九州上陸。大阪から車ごとフェリーに乗り込み、早朝に別府湾に入ると目に飛び込んできたのが烏帽子のような形の山。あとになって、あれが猿で有名な高崎山だと知る。湾岸沿いには他に高い山はなく、この地と海を見晴らすには格好の場所だ…と思っていたら、四方を見極めることができるため、かつては「四極山(しはすやま)」と呼ばれていたそうだ。豊後守護・大友氏が山城を築き、南北朝時代には九州北朝方の拠点だったらしい。

湾沿いに平地と地獄温泉がへばりつくように広がり、その背後に500m級の山がある。仕事はその山の上であり、山頂からは弧を描いて一面に広がる別府湾と高崎山が一望できる。仕事場には毎日、麓のアパートから車で通っていたのだが、その帰り道、対向車とすれ違うのも難しいような山道のカーブを曲がった所で、ふいに眺望が開けて海が見える。そこからもう少し下るとビバリーヒルズみたいなお洒落な住宅街の一画に入り、下り坂の向こうに真っ青な海面が続く。山道から見るよりも海の色が青いのは、それだけ海に近いのかもしれない。ここからさらに下って麓の高台にある神社からは、眼下の湯煙が上がる地獄温泉の向こうに海が見える…。海なし県育ちの私には、海が見える風景はいくら見ても見飽きず、山と海がある光景こそ日本の原風景のように思えてくるのだった。

そのうちふと、小学生の頃に学校で見た社会科のテレビ番組のことが思い出された。清水市を舞台に農業や漁業の様子が描かれていた。調べてみるとどうやらそれは『ぼくらの社会科ノート』(NHK教育)という番組の「清水篇」だったようである。この番組が心に残っているのも、子供心に、海(海幸彦)の仕事と山(山幸彦)の仕事が産業の基本だと思っていたからだろう…と今にして思う。

別府から戻ってきてこの2週間は翻訳の仕事に忙殺され、自宅に籠っていた。時々2階の窓から遠くの山々を見ても、ここからは山の向こうには山しか見えない。けれど、あの山々に南朝方が籠っていた頃、九州でも戦いがあったのだなあ…と別天地に思いを馳せている。