2018年09月22日 (土)
下のイベントは、台風接近のため、中止となりました。楽しみにしてくださっていた方、申し訳ございません。
~~~
来週日曜に奈良県天理市のイベントで踊ります。
ワールドフェスティバル天理2018
日時:9月30日(日)10:55~11:10の予定
会場:JR/近鉄・天理駅前広場コフフン
演目:「ゴレッ・マニス」(ジャワ舞踊スラカルタ様式)
※イベントは9月29~30日に2日間開催されますが、私が踊るのは30日のみです。
イベント情報
➡ イベントチラシ(pdf)
➡ 天理市サイト


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来週日曜に奈良県天理市のイベントで踊ります。
ワールドフェスティバル天理2018
日時:9月30日(日)10:55~11:10の予定
会場:JR/近鉄・天理駅前広場コフフン
演目:「ゴレッ・マニス」(ジャワ舞踊スラカルタ様式)
※イベントは9月29~30日に2日間開催されますが、私が踊るのは30日のみです。
イベント情報
➡ イベントチラシ(pdf)
➡ 天理市サイト


2018年09月22日 (土)
9/22 公演終了しました!
ご来場くださいました皆様、ありがとうございます。ダルマブダヤの生演奏で、ガンビョン・パンクルGambyong Pangkurを踊りました。同じ演目を9/2に難波で踊っているので、衣装の趣をガラッと変えています。通常のガンビョンでは上半身は絞りの布を着用しますが、バティックを巻いて、宮廷の女官風に着付けました。

photo: 池田冴子様

photo: Okie Dita様

プスピトさんと photo: Puspito様

日本インドネシア国交樹立60周年記念
インドネシア伝統芸術公演2018
『ハノマンの紅の旅』
インドネシア文化が好きな日本人女性とハヌマンの恋愛物語を、演劇と伝統的な音楽や舞踊で描くインドネシア伝統芸術公演。
会場 :箕面市立市民会館(グリーンホール)
住所 :大阪府箕面市西小路4-6-1 → 地図
日時 :2018年9月22日(土)
開場 12:30、上演 13:00~16:00
料金: 入場無料、要予約 →予約リンク
主催: 在日インドネシア留学生協会大阪・奈良支部
詳細:
フェイスブック Indonesia Performing Arts 2018
公式サイト https://psi2018.ppion.org
ご来場くださいました皆様、ありがとうございます。ダルマブダヤの生演奏で、ガンビョン・パンクルGambyong Pangkurを踊りました。同じ演目を9/2に難波で踊っているので、衣装の趣をガラッと変えています。通常のガンビョンでは上半身は絞りの布を着用しますが、バティックを巻いて、宮廷の女官風に着付けました。

photo: 池田冴子様

photo: Okie Dita様

プスピトさんと photo: Puspito様

日本インドネシア国交樹立60周年記念
インドネシア伝統芸術公演2018
『ハノマンの紅の旅』
インドネシア文化が好きな日本人女性とハヌマンの恋愛物語を、演劇と伝統的な音楽や舞踊で描くインドネシア伝統芸術公演。
会場 :箕面市立市民会館(グリーンホール)
住所 :大阪府箕面市西小路4-6-1 → 地図
日時 :2018年9月22日(土)
開場 12:30、上演 13:00~16:00
料金: 入場無料、要予約 →予約リンク
主催: 在日インドネシア留学生協会大阪・奈良支部
詳細:
フェイスブック Indonesia Performing Arts 2018
公式サイト https://psi2018.ppion.org
2018年09月06日 (木)
以下の公演に出演しました。
インドネシア・日本まつり
FESTIVAL INDONESIA-JEPANG
日時: 2018年9月2日(日) 14:00~14:30 ジャワ舞踊
16:15~16:50 影絵
会場: 湊町リバープレイス/大阪市
料金: 無料
主催: 在大阪インドネシア共和国総領事館

ジャワ舞踊
①東ジャワ・マランの舞踊 バパンBapang
踊り手: Joni Putra Asmara
②中ジャワ・ソロの舞踊 ガンビョン・パンクルGambyong Pangkur
踊り手: 冨岡三智
実は私が着用しているカイン(腰布)はソロのものではなく、インドラマユという西ジャワ地域のもの。海辺の町ならではの魚や海藻などの柄が特徴です。現在のガンビョンでは、ソガ(黄色がかった茶色の染料)で染めたソロ特有の色のカインを着用しますが、かつては(まだガンビョンという舞踊が洗練されたものになっていなかった時代)、色物のカインを着用していたという話を年配者へのインタビューで聞き、一度、やってみたいと思っていました。今回のようなににぎやかなお祭りの場なら良いかなと思い、試してみました。

写真: Tamura Hirokazu

写真: Tamura Hirokazu
③ジョグジャカルタ特別州の舞踊 ゴレッ・ランバンサリ Golek Lambangsari
踊り手: 岡戸香里、坂口裕美子、西岡美緒
演奏: ハナジョス&コンチョコンチョ
インドネシア・日本まつり
FESTIVAL INDONESIA-JEPANG
日時: 2018年9月2日(日) 14:00~14:30 ジャワ舞踊
16:15~16:50 影絵
会場: 湊町リバープレイス/大阪市
料金: 無料
主催: 在大阪インドネシア共和国総領事館

ジャワ舞踊
①東ジャワ・マランの舞踊 バパンBapang
踊り手: Joni Putra Asmara
②中ジャワ・ソロの舞踊 ガンビョン・パンクルGambyong Pangkur
踊り手: 冨岡三智
実は私が着用しているカイン(腰布)はソロのものではなく、インドラマユという西ジャワ地域のもの。海辺の町ならではの魚や海藻などの柄が特徴です。現在のガンビョンでは、ソガ(黄色がかった茶色の染料)で染めたソロ特有の色のカインを着用しますが、かつては(まだガンビョンという舞踊が洗練されたものになっていなかった時代)、色物のカインを着用していたという話を年配者へのインタビューで聞き、一度、やってみたいと思っていました。今回のようなににぎやかなお祭りの場なら良いかなと思い、試してみました。

写真: Tamura Hirokazu

写真: Tamura Hirokazu
③ジョグジャカルタ特別州の舞踊 ゴレッ・ランバンサリ Golek Lambangsari
踊り手: 岡戸香里、坂口裕美子、西岡美緒
演奏: ハナジョス&コンチョコンチョ
2018年09月03日 (月)
高橋悠治氏のサイト『水牛』の
「2018年9月」(水牛のように)コーナーに、
今月は「アジア大会開幕式」を寄稿しました。
アジア大会開幕式
この8月はワヤン・べベルという芸能の活動プロジェクトでジャカルタを拠点にインドネシアに滞在していたのだが、ちょうどアジア(競技)大会開幕と重なった。というわけで、今回はアジア大会のお話。今年のアジア大会はジャカルタとパレンバン(スマトラ島)の2会場で行われたが、開会式は8月18日(インドネシアの独立記念日の翌日)にジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ競技場で行われた。実はインドネシアでアジア大会が開催されるのは1962年に次いで2回目で、その初回時にゲロラ・ブン・カルノが建設されている。
この8月には、大会開催に併せてインドネシア国立博物館で『アジア大会の歴史』展が開催された。1962年の大会の新聞記事、記念切手、記念レコード(インドネシア各地の歌)などの展示に加え、開会式の映像も流された。その時の演舞が、大勢の生徒が手をつないで沢山の円を描き、各円がぐるぐる回るという学校ダンスに毛の生えたような素朴なものであることに驚く★1。今年の見事なマスゲームの見せ方を思い起こすと、インドネシアの56年間の発展には目を見張るばかりだ。ちなみに、ジャワ島中部のプランバナン遺跡の前で開催される観光野外舞踊劇『ラーマーヤナ・バレエ』は1961年に開始した。大規模な建設を伴うコンテンツ(スポーツや芸術)を通してナショナル・アイデンティティを本格的に打ち出そうとしたのが1960年代初めのインドネシアなのだ。
さて、今年の開会式では、1500人を動員して人文字を描くように見事な演舞が行われた★2。この舞踊は厳密にはサマン(ユネスコ無形文化遺産に認定されたもの)ではなく、ラト・ジャル(Ratoh Jaroe)である。両者はどちらもスマトラ島アチェの舞踊だが、サマンは男性舞踊、ラト・ジャルは女性舞踊である。舞踊の型は両者ほとんど同じで、座って全員の動きがシンクロするように踊る。なぜアチェの舞踊を選んだのだろう…と思っていたのだが、ジャカルタの学校では大体どこでも教えていて――3回くらいの指導でできるようになるから――踊れる生徒が多いというのもあるらしい。テンポが速く高揚感があり、動きが揃って見栄えがし、大人数で上演できて、しかも踊り手を集めやすいという点で、今回のようなイベントには非常に似つかわしい。皆で一斉に踊るから、参加者は達成感を感じることができただろうな…とも思う。ちなみに、2016年にはタマン・ミニ(ジャカルタにある、インドネシア全州の文化を紹介するテーマパーク)設立記念日に6000人のラト・ジャル上演があり、最多人数記録を建てている★3。この時の上演が今回のヒントになっていたのかもしれない。
★1 インドネシア国立博物館で映写されていた1962年のアジア大会開幕式映像(Arsip Nasional所蔵)を写真に撮ったもの。


★2 今年のアジア大会開幕式のラト・ジャル上演(i News動画)
MEMUKAU! Ribuan Penari Saman Hipnotis Jutaan Penonton Asian Games - iNews Pagi 19/08
https://www.youtube.com/watch?v=NffM4mJ3Jd0
★3 6000人によるラト・ジャル上演(CNN動画)
Pentas 6000 Penari Pecahkan Rekor
https://www.youtube.com/watch?v=4rGFbLZjZyE
「2018年9月」(水牛のように)コーナーに、
今月は「アジア大会開幕式」を寄稿しました。
アジア大会開幕式
この8月はワヤン・べベルという芸能の活動プロジェクトでジャカルタを拠点にインドネシアに滞在していたのだが、ちょうどアジア(競技)大会開幕と重なった。というわけで、今回はアジア大会のお話。今年のアジア大会はジャカルタとパレンバン(スマトラ島)の2会場で行われたが、開会式は8月18日(インドネシアの独立記念日の翌日)にジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ競技場で行われた。実はインドネシアでアジア大会が開催されるのは1962年に次いで2回目で、その初回時にゲロラ・ブン・カルノが建設されている。
この8月には、大会開催に併せてインドネシア国立博物館で『アジア大会の歴史』展が開催された。1962年の大会の新聞記事、記念切手、記念レコード(インドネシア各地の歌)などの展示に加え、開会式の映像も流された。その時の演舞が、大勢の生徒が手をつないで沢山の円を描き、各円がぐるぐる回るという学校ダンスに毛の生えたような素朴なものであることに驚く★1。今年の見事なマスゲームの見せ方を思い起こすと、インドネシアの56年間の発展には目を見張るばかりだ。ちなみに、ジャワ島中部のプランバナン遺跡の前で開催される観光野外舞踊劇『ラーマーヤナ・バレエ』は1961年に開始した。大規模な建設を伴うコンテンツ(スポーツや芸術)を通してナショナル・アイデンティティを本格的に打ち出そうとしたのが1960年代初めのインドネシアなのだ。
さて、今年の開会式では、1500人を動員して人文字を描くように見事な演舞が行われた★2。この舞踊は厳密にはサマン(ユネスコ無形文化遺産に認定されたもの)ではなく、ラト・ジャル(Ratoh Jaroe)である。両者はどちらもスマトラ島アチェの舞踊だが、サマンは男性舞踊、ラト・ジャルは女性舞踊である。舞踊の型は両者ほとんど同じで、座って全員の動きがシンクロするように踊る。なぜアチェの舞踊を選んだのだろう…と思っていたのだが、ジャカルタの学校では大体どこでも教えていて――3回くらいの指導でできるようになるから――踊れる生徒が多いというのもあるらしい。テンポが速く高揚感があり、動きが揃って見栄えがし、大人数で上演できて、しかも踊り手を集めやすいという点で、今回のようなイベントには非常に似つかわしい。皆で一斉に踊るから、参加者は達成感を感じることができただろうな…とも思う。ちなみに、2016年にはタマン・ミニ(ジャカルタにある、インドネシア全州の文化を紹介するテーマパーク)設立記念日に6000人のラト・ジャル上演があり、最多人数記録を建てている★3。この時の上演が今回のヒントになっていたのかもしれない。
★1 インドネシア国立博物館で映写されていた1962年のアジア大会開幕式映像(Arsip Nasional所蔵)を写真に撮ったもの。




★2 今年のアジア大会開幕式のラト・ジャル上演(i News動画)
MEMUKAU! Ribuan Penari Saman Hipnotis Jutaan Penonton Asian Games - iNews Pagi 19/08
https://www.youtube.com/watch?v=NffM4mJ3Jd0
★3 6000人によるラト・ジャル上演(CNN動画)
Pentas 6000 Penari Pecahkan Rekor
https://www.youtube.com/watch?v=4rGFbLZjZyE
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