2020年12月27日 (日)
前のyoutubeアカウントに残っていた映像をやっと引っ越しさせました。
"Myojaku (妙寂)Asmaradana Eling-Eling"
舞 踊: 冨岡三智
上演日: 2011年5月31日
会 場: Padepokan Wulan Tumanggal
(中部ジャワ州トゥガル)
ちなみにこの曲の初演は2002年7月、Sanggar Negeri Suket (中部ジャワ州カランアニャル)にて。テーマは鎮魂、生者と死者との対話、返ってこない答え。
パンチャシラの日(6月1日)を記念した式典にて。 当時、パンチャシラの日はまだ祝日ではなかった。そして、この主催のPadopokan WUlan Tumanggalは信仰(kepercayaan)の団体。たとえばジャワ神秘主義などは信仰に当たる。宗教は義務だが、信仰と宗教は区別されているインドネシアにおいて(管轄局も違う)、信仰を持つ人たちの心の拠り所がパンチャシラとなっている。
https://www.youtube.com/watch?v=N9mNx49CY9c
"Myojaku (妙寂)Asmaradana Eling-Eling"
舞 踊: 冨岡三智
上演日: 2011年5月31日
会 場: Padepokan Wulan Tumanggal
(中部ジャワ州トゥガル)
ちなみにこの曲の初演は2002年7月、Sanggar Negeri Suket (中部ジャワ州カランアニャル)にて。テーマは鎮魂、生者と死者との対話、返ってこない答え。
パンチャシラの日(6月1日)を記念した式典にて。 当時、パンチャシラの日はまだ祝日ではなかった。そして、この主催のPadopokan WUlan Tumanggalは信仰(kepercayaan)の団体。たとえばジャワ神秘主義などは信仰に当たる。宗教は義務だが、信仰と宗教は区別されているインドネシアにおいて(管轄局も違う)、信仰を持つ人たちの心の拠り所がパンチャシラとなっている。
https://www.youtube.com/watch?v=N9mNx49CY9c
2020年12月26日 (土)
English follows Japanese.
人から教えてもらって初めて知ったのだが、ロカナンタ社からクリスマス用のガムランの歌集が出ていた。1曲ずつyoutubeで聞ける。どれもとても美しい曲。このカセット、私は現地で見たことがない…。音楽:インドネシア国立芸術大学スラカルタ校(代表スリ・ハスタント)、1991年。ちなみに私が一番好きなのが★。
The following cassette of Christmas Songs (by gamelan music) was released in 1991 from Lokananta Records. Music played by Indonesian Art University, Surakarta.
"Kidung Natal"
Karawitan STSI Surakarta Pimpinan Dr. Sri Hastanto S. Kar
℗ 1991 Lokananta Records
https://www.discogs.com/Rinengga-Gendhing-Kidung-Natal/release/7547271
-------------------------------
A:
1) Dalu Suci (pl. br)
https://www.youtube.com/watch?v=4v3yQGjBIY8
2) ALlah Rama Linuhurna (pl. nem)
https://www.youtube.com/watch?v=NfcV_JoXeNU
3) Ayem Wonten Ing Sang Kristus (sl. miring)
https://www.youtube.com/watch?v=N_0KCNOgGwU
B:
1) Yesus Sang Pamase (pl. nem)
https://www.youtube.com/watch?v=vLvdY_4DuI0
2) Pucung Gesang Anyar (pl. manyura)
https://www.youtube.com/watch?v=hW6gkKV1-Uk
3) Sih Rahmating Gusti (pl. nem)★
https://www.youtube.com/watch?v=o1cymRducPU
人から教えてもらって初めて知ったのだが、ロカナンタ社からクリスマス用のガムランの歌集が出ていた。1曲ずつyoutubeで聞ける。どれもとても美しい曲。このカセット、私は現地で見たことがない…。音楽:インドネシア国立芸術大学スラカルタ校(代表スリ・ハスタント)、1991年。ちなみに私が一番好きなのが★。
The following cassette of Christmas Songs (by gamelan music) was released in 1991 from Lokananta Records. Music played by Indonesian Art University, Surakarta.
"Kidung Natal"
Karawitan STSI Surakarta Pimpinan Dr. Sri Hastanto S. Kar
℗ 1991 Lokananta Records
https://www.discogs.com/Rinengga-Gendhing-Kidung-Natal/release/7547271
-------------------------------
A:
1) Dalu Suci (pl. br)
https://www.youtube.com/watch?v=4v3yQGjBIY8
2) ALlah Rama Linuhurna (pl. nem)
https://www.youtube.com/watch?v=NfcV_JoXeNU
3) Ayem Wonten Ing Sang Kristus (sl. miring)
https://www.youtube.com/watch?v=N_0KCNOgGwU
B:
1) Yesus Sang Pamase (pl. nem)
https://www.youtube.com/watch?v=vLvdY_4DuI0
2) Pucung Gesang Anyar (pl. manyura)
https://www.youtube.com/watch?v=hW6gkKV1-Uk
3) Sih Rahmating Gusti (pl. nem)★
https://www.youtube.com/watch?v=o1cymRducPU
2020年12月25日 (金)
Selamat Hari Natal 2020 !
Semoga selamat, damai dan sejahtera...
メリークリスマス !
世の中が平穏無事でありますように…
foto Natal di Karanganyar-Jawa Tengah, 11 Januari 1997
写真:1997年1月11日、中部ジャワ州カランアニャルのクリスマスイベントにて上演された舞踊劇。うさぎの衣装の子は、本当は羊役。ジャワ舞踊にはウサギの踊り(子供用)はあるけれど、羊の踊りはない(笑)。

Semoga selamat, damai dan sejahtera...
メリークリスマス !
世の中が平穏無事でありますように…
foto Natal di Karanganyar-Jawa Tengah, 11 Januari 1997
写真:1997年1月11日、中部ジャワ州カランアニャルのクリスマスイベントにて上演された舞踊劇。うさぎの衣装の子は、本当は羊役。ジャワ舞踊にはウサギの踊り(子供用)はあるけれど、羊の踊りはない(笑)。

2020年12月21日 (月)
2020年12月20日(日)16:00~17:30(日本時間)
Indonesiakayaが提供する
Ruang Kreatif:Kelas Tari VIrtual "Inisiasi Gerak"
bersama Eko Supriyanto
に参加
外国人は私だけ、他の人は10代がほとんどだった気がする。Ekoのオリジナルメソッドというよりも、彼をはぐくんだISI Surakarta(彼がいた頃はSTSI Surakarta)の持つ動きに対する考え方―私も留学時代に学んだ―を再確認できたことが大きかった。過度に神秘性を強調せず、どんな舞踊にも通底する考えで、原点に戻れた気がする。

Indonesiakayaが提供する
Ruang Kreatif:Kelas Tari VIrtual "Inisiasi Gerak"
bersama Eko Supriyanto
に参加
外国人は私だけ、他の人は10代がほとんどだった気がする。Ekoのオリジナルメソッドというよりも、彼をはぐくんだISI Surakarta(彼がいた頃はSTSI Surakarta)の持つ動きに対する考え方―私も留学時代に学んだ―を再確認できたことが大きかった。過度に神秘性を強調せず、どんな舞踊にも通底する考えで、原点に戻れた気がする。

2020年12月05日 (土)
南スラウェシ・マカッサルの伝統舞踊:パカレナのワークショップに参加しました。
インドネシア文化の集い RBI ・ONLINE
2020年12月5日(土)11:00~12:30頃
講師: Tini Kodrat
Rumah Budaya Inodnesiaはインドネシア文化を海外に広く伝えるインドネシア教育文化省のプログラムで、東京のインドネシア大使館で行われている。始まって4年になるとのこと。今年最後のプログラムがパカレナの講習会で、年間プログラムを組んだ当初はまさかコロナに見舞われる事態になるとは思わず、当然対面でワークショップを実施する予定だったものの、コロナ禍でZOOM実施になったとのこと。たしかに映像でのワークショップは難しい面も多いが、しかし、逆に大使館で開催されていたら参加できなかったであろう関西、新潟、インドネシアからの参加者などもいて、そういう意味では嬉しい試みだった。実は昔からパカレナが好きで、一度習ってみたかったので嬉しい。

ついでに、11月末にマレー・カルチャー・フェスで配信されたインドネシアを代表するパカレナの名手ウィウィッ・シパラによるパカレナ。公開時にリアルタイムで”Sepertinya sesuatu yang turun dari dunia lain.(異界から何かが降りてきたよう)”とコメントに書き込んだところ、実はマカッサルの言葉で、タイトルのSe'reangがdunia(世界)、Boriがlain(別の)という意味、つまりタイトルはまさに『異界』だった... と後日間接的に教えてもらった。
Malay Culture Fest (MCF) 2020
Lintas Nusantara IX Showcase 2: Pakarena Se'reang Bori, Jakarta
penari: Wiwiek Sipala & Sipala Dance Company
パカレナ舞踊『Se'reang Bori』
出演: ウィウィ・シパラ&シパラ・ダンス・カンパニー
2020年11月29日公開
同じ映像で公開は11月30日。このカンパニーが公開しているよう。舞踊の解説が書いてある。
https://www.youtube.com/watch?v=7I7yMNz07Lw
インドネシア文化の集い RBI ・ONLINE
2020年12月5日(土)11:00~12:30頃
講師: Tini Kodrat
Rumah Budaya Inodnesiaはインドネシア文化を海外に広く伝えるインドネシア教育文化省のプログラムで、東京のインドネシア大使館で行われている。始まって4年になるとのこと。今年最後のプログラムがパカレナの講習会で、年間プログラムを組んだ当初はまさかコロナに見舞われる事態になるとは思わず、当然対面でワークショップを実施する予定だったものの、コロナ禍でZOOM実施になったとのこと。たしかに映像でのワークショップは難しい面も多いが、しかし、逆に大使館で開催されていたら参加できなかったであろう関西、新潟、インドネシアからの参加者などもいて、そういう意味では嬉しい試みだった。実は昔からパカレナが好きで、一度習ってみたかったので嬉しい。

ついでに、11月末にマレー・カルチャー・フェスで配信されたインドネシアを代表するパカレナの名手ウィウィッ・シパラによるパカレナ。公開時にリアルタイムで”Sepertinya sesuatu yang turun dari dunia lain.(異界から何かが降りてきたよう)”とコメントに書き込んだところ、実はマカッサルの言葉で、タイトルのSe'reangがdunia(世界)、Boriがlain(別の)という意味、つまりタイトルはまさに『異界』だった... と後日間接的に教えてもらった。
Malay Culture Fest (MCF) 2020
Lintas Nusantara IX Showcase 2: Pakarena Se'reang Bori, Jakarta
penari: Wiwiek Sipala & Sipala Dance Company
パカレナ舞踊『Se'reang Bori』
出演: ウィウィ・シパラ&シパラ・ダンス・カンパニー
2020年11月29日公開
同じ映像で公開は11月30日。このカンパニーが公開しているよう。舞踊の解説が書いてある。
https://www.youtube.com/watch?v=7I7yMNz07Lw
2020年12月05日 (土)
高橋悠治氏のサイト『水牛』の
「2020年12月」(水牛のように)コーナーに、
「師事すること」を寄稿しました。
師事すること
冨岡三智
これまでのエッセイでも書いてきたけれど、私にはジャワ舞踊で師匠と呼べる人が何人かいる。最初はもちろん模倣から入る。できるだけ師匠のようになりたいと思って、私はその師匠の動きをできるだけ模倣する。
けれど、いつの頃からだったか、私は眼前の師を最終的なものとは思い定めなくなった気がする。それは師匠を乗り越えたいという意味でも、その師匠の域に近づかなくてもよいという意味でもない。師匠が体現している境地のその先を見たい、師匠が見ようとしている方向を目指したい、と思って進んでいくのが師事することなのだという気がしている。
師匠の背中を追って行くと、遠くにほの暗い光があって、師匠の背中越しに光が漏れてくる。師匠はその光の方へと踏み出していく。その光源から遠く離れた所にいる他人の目には、私と師匠の距離やブレは大きく感じられるかもしれない。けれど、その光源の位置から見れば、ほぼ一筋に重なってそれぞれの道をたどって来る2人が見えるかもしれない。
「2020年12月」(水牛のように)コーナーに、
「師事すること」を寄稿しました。
師事すること
冨岡三智
これまでのエッセイでも書いてきたけれど、私にはジャワ舞踊で師匠と呼べる人が何人かいる。最初はもちろん模倣から入る。できるだけ師匠のようになりたいと思って、私はその師匠の動きをできるだけ模倣する。
けれど、いつの頃からだったか、私は眼前の師を最終的なものとは思い定めなくなった気がする。それは師匠を乗り越えたいという意味でも、その師匠の域に近づかなくてもよいという意味でもない。師匠が体現している境地のその先を見たい、師匠が見ようとしている方向を目指したい、と思って進んでいくのが師事することなのだという気がしている。
師匠の背中を追って行くと、遠くにほの暗い光があって、師匠の背中越しに光が漏れてくる。師匠はその光の方へと踏み出していく。その光源から遠く離れた所にいる他人の目には、私と師匠の距離やブレは大きく感じられるかもしれない。けれど、その光源の位置から見れば、ほぼ一筋に重なってそれぞれの道をたどって来る2人が見えるかもしれない。
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