2023年09月17日 (日)
9/17のジャワ舞踊基礎(ラントヨ)ワークショップも無事終了しました。今回も奈良県北部から2人の参加です。6月以降やってきた内容を振り返ってみました。
6月…歩く動き:右のレンベハンと左のレンベハンと、つなぎの動き:ニグル
7月…歩く動き:ナユンを追加。(8月にやった内容も先取りした?かも…)
8月…歩く動き:クプトレンとつなぎの動き:スリシッ~シンデッを追加
9月…座って合掌する部分を冒頭につける、歩く動き:リドン・サンプールとつなぎの動き:オンババニュ・スリシッ~シンデッを追加。
1回目参加の人が帰った後の回では、つなぎのサブタンの動きを追加。
1回目だけ参加される方と2回参加される方がおられますので、2回目の回では次回を先取りする内容を入れています。
来月は10/22(日)14:00~です(第3日曜日ではありません)。来月でラントヨⅠは一通りできそうです。
6月…歩く動き:右のレンベハンと左のレンベハンと、つなぎの動き:ニグル
7月…歩く動き:ナユンを追加。(8月にやった内容も先取りした?かも…)
8月…歩く動き:クプトレンとつなぎの動き:スリシッ~シンデッを追加
9月…座って合掌する部分を冒頭につける、歩く動き:リドン・サンプールとつなぎの動き:オンババニュ・スリシッ~シンデッを追加。
1回目参加の人が帰った後の回では、つなぎのサブタンの動きを追加。
1回目だけ参加される方と2回参加される方がおられますので、2回目の回では次回を先取りする内容を入れています。
来月は10/22(日)14:00~です(第3日曜日ではありません)。来月でラントヨⅠは一通りできそうです。
2023年09月03日 (日)
2024年のインドネシアの祝日
1月1日(月) 新年
2月8日(木) ムハンマド昇天祭
9日(金) 有給休暇取得奨励日
10日(土) 中国正月
3月11日(月) ヒンドゥー新年(ニュピ)
12日(火) 有給休暇取得奨励日
29日(金) 聖金曜日
31日(日) イースター
4月8日(月)〜9日(火) 有給休暇取得奨励日
10日(水)〜11日(木) 断食明け大祭(イドゥル・フィトリ)
12日(金) 有給休暇取得奨励日
15日(月) 有給休暇取得奨励日
5月1日(水) メーデー
9日(木) キリスト昇天祭
10日(金) 有給休暇取得奨励日
23日(木) 仏教大祭(ワイサック)
24日(金) 有給休暇取得奨励日
6月1日(土) パンチャシラの日
17日(月) 犠牲祭(イドゥル・アドハ)
18日(火) 有給休暇取得奨励日
7月7日(日) イスラム新年
8月17日(土) 独立記念日
9月16日(月) ムハンマド生誕祭
12月25日(水) クリスマス
26日(木) 有給休暇取得奨励日
※2023年9月12日発表
出典) https://plus62.co.id/archives/28378
1月1日(月) 新年
2月8日(木) ムハンマド昇天祭
9日(金) 有給休暇取得奨励日
10日(土) 中国正月
3月11日(月) ヒンドゥー新年(ニュピ)
12日(火) 有給休暇取得奨励日
29日(金) 聖金曜日
31日(日) イースター
4月8日(月)〜9日(火) 有給休暇取得奨励日
10日(水)〜11日(木) 断食明け大祭(イドゥル・フィトリ)
12日(金) 有給休暇取得奨励日
15日(月) 有給休暇取得奨励日
5月1日(水) メーデー
9日(木) キリスト昇天祭
10日(金) 有給休暇取得奨励日
23日(木) 仏教大祭(ワイサック)
24日(金) 有給休暇取得奨励日
6月1日(土) パンチャシラの日
17日(月) 犠牲祭(イドゥル・アドハ)
18日(火) 有給休暇取得奨励日
7月7日(日) イスラム新年
8月17日(土) 独立記念日
9月16日(月) ムハンマド生誕祭
12月25日(水) クリスマス
26日(木) 有給休暇取得奨励日
※2023年9月12日発表
出典) https://plus62.co.id/archives/28378
2023年09月01日 (金)
高橋悠治氏のサイト『水牛』(http://suigyu.com/)の
「2023年09月」(水牛のように)コーナーに、
「ジャワ舞踊のレパートリー(1)女性舞踊」を寄稿しました。
本記事 https://suigyu.com/2023/09#post-9267
冨岡三智バックナンバー https://suigyu.com/category/noyouni/michi_tomioka
ジャワ舞踊のレパートリー(1)女性舞踊
冨岡三智
突然ながら、今までどんなジャワの伝統舞踊(スラカルタ様式)を習ってきたのか、レパートリーを振り返ってみよう。何をどのように習っていくのか、その方法は様々で人によって違うことと思う。自分がやってきたことを振り返るのは恥ずかしく、また誰の参考になるものでもないけれど、ご笑覧下さい…。
私がインドネシア国立芸術高校スラカルタ校に留学したのは1996年3月~1998年5月、2000年2月~2003年2月の2回。その後、同大学大学院をカウンターパートとして、2006年8月~2007年9月に宮廷舞踊調査(公演や記録制作の活動)していた。留学以前に、短期で4回(1か月ずつ)現地に舞踊を習いに行っている。その2回目の短期渡航(1992年)から女性舞踊を師事したのがジョコ・スハルジョ女史で、その当時はジョコ女史はまだインドネシア国立芸術高校スラカルタ校を定年になっていなかった。その時にはまだ気づいていなかったが、スラカルタ宮廷舞踊を全曲修得していたジョコ女史に巡り合えたことは僥倖だった。私は女史が亡くなる2006年までずっと師事することになった。
私が通算5年余にわたる留学で一番やりたかったのは宮廷舞踊:スリンピ10曲とブドヨ2曲の完全版を師匠のジョコ女史から全曲修得することで、幸い目標を達成できた。習った曲名を挙げると、スリンピでは「アングリルムンドゥン」、「ゴンドクスモ」、「ラグドゥンプル」、「スカルセ」、「ロボン」(ここまで完全版で上演済)、「ルディラマドゥ」、「サングパティ」、「タメンギト」、「グロンドンプリン」、「ガンビルサウィット」で計10曲。ブドヨでは「パンクル」(完全版上演済)と「ドゥロダセ」の2曲。実は完全版を習う前にジョコ女史が手掛けた「ゴンドクスモ」短縮版も習ったが、短縮版で習ったのはこれだけである。芸大の短縮版と違っていて非常に勉強になったけれど、やはり長いバージョンの方が充実感があって好きだなあと思う。
宮廷舞踊(スリンピ・ブドヨ)と対極にあるのが民間舞踊(ガンビョン)で、私はこの対極にある舞踊を二本柱にしていた。ガンビョンは太鼓のリズムにのって踊るもので、自分で太鼓の手組を考えたいと思い、太鼓も習っていた。まず、とりあえず入手できる音源は全部踊れるようになりたいと思い、次のような曲を習う:「パンクル」、「パレアノム(ガリマン氏版)」、「パレアノム(PKJT版=2ゴンガン版)」、「パレアノム(ジョコ女史版=3ゴンガン版)」、「ガンビルサウィット・パンチョロノ」。ちなみにゴンガンとは曲の長さのこと。これらは市販の音源がある。他に、芸術高校自主録音の「アユン・アユン」(4ゴンガン、ジョコ女史版)、ジョコ・ワルヨ氏が太鼓を叩いている市販カセット2本。1本は私がどこかの店で買ったもの、もう1本は太鼓の先生が持っていたものだが(テープは半ば伸びていた)、どちらもその後どこの店でも見かけたことがない。古くて再版されなかったものかもしれない。それ以外に、市販のカセットにない太鼓の手組を習いたくて、マルトパングラウィットの太鼓の本に採録されている古い手組を太鼓の先生に叩いてもらって録音し(10ゴンガン、太鼓の音のみ)、それをジョコ女史の所に持って行って習った。
それ以外の曲でジョコ女史から習ったのが「ゴレッ・スコルノ」、「ルトノ・パムディヨ」、「ゴレッ・マニス」。どれも留学前から習っていた曲で市販カセットがある。1,2曲目がクスモケソウォ(ジョコ女史の舅)の曲だが、実は市販カセットは短縮版である。ジョコ女史によると、カセット会社はテープの片面(30分)に2曲収録したいため、長い曲は短縮するようにと要請してくるのだそうで、これらの短縮はジョコ女史が手掛けたという。私は元の完全版も習いたかったので、どちらも完全版を自主録音した。
さらに、ジョコ女史が振り付けた「クスモアジ」も習う。この舞踊作品については『水牛』2020年8月号に寄稿した「ジャワ舞踊作品のバージョン(8)『クスモ・アジ』」で書いているけれど、結婚式で夫婦神が新郎新婦を祝福するために降りてくるという内容で、男女ペアで踊る舞踊で私が習ったのはこれだけである。他の人が振り付けたこの種の舞踊は男女がラブラブな感じで踊るので(演出にもよるが)、私には気恥ずかしい。実はこの曲も録音の準備を進めていたのだが、先生が亡くなるなどで取りやめになってしまった。
最後に、マンクヌガラン王家の「ゴレッ・モントロ」最短版も習ったことがある。同王家の太鼓奏者ハルトノ氏の息子さんの結婚式にミチも踊ってくれと言われて(私は氏が指導するガムラン練習に参加していた)、2,3か月くらいせっせと舞踊練習に通い、多くの踊り手たちと一緒に出た。踊ったのはこの時限りなので、もう忘れてしまった。この王家の舞踊はかわいらしくて好きなのだけれど、どうも自分にはその可愛さが足りない…と気になってしまう作品。
「2023年09月」(水牛のように)コーナーに、
「ジャワ舞踊のレパートリー(1)女性舞踊」を寄稿しました。
本記事 https://suigyu.com/2023/09#post-9267
冨岡三智バックナンバー https://suigyu.com/category/noyouni/michi_tomioka
ジャワ舞踊のレパートリー(1)女性舞踊
冨岡三智
突然ながら、今までどんなジャワの伝統舞踊(スラカルタ様式)を習ってきたのか、レパートリーを振り返ってみよう。何をどのように習っていくのか、その方法は様々で人によって違うことと思う。自分がやってきたことを振り返るのは恥ずかしく、また誰の参考になるものでもないけれど、ご笑覧下さい…。
私がインドネシア国立芸術高校スラカルタ校に留学したのは1996年3月~1998年5月、2000年2月~2003年2月の2回。その後、同大学大学院をカウンターパートとして、2006年8月~2007年9月に宮廷舞踊調査(公演や記録制作の活動)していた。留学以前に、短期で4回(1か月ずつ)現地に舞踊を習いに行っている。その2回目の短期渡航(1992年)から女性舞踊を師事したのがジョコ・スハルジョ女史で、その当時はジョコ女史はまだインドネシア国立芸術高校スラカルタ校を定年になっていなかった。その時にはまだ気づいていなかったが、スラカルタ宮廷舞踊を全曲修得していたジョコ女史に巡り合えたことは僥倖だった。私は女史が亡くなる2006年までずっと師事することになった。
私が通算5年余にわたる留学で一番やりたかったのは宮廷舞踊:スリンピ10曲とブドヨ2曲の完全版を師匠のジョコ女史から全曲修得することで、幸い目標を達成できた。習った曲名を挙げると、スリンピでは「アングリルムンドゥン」、「ゴンドクスモ」、「ラグドゥンプル」、「スカルセ」、「ロボン」(ここまで完全版で上演済)、「ルディラマドゥ」、「サングパティ」、「タメンギト」、「グロンドンプリン」、「ガンビルサウィット」で計10曲。ブドヨでは「パンクル」(完全版上演済)と「ドゥロダセ」の2曲。実は完全版を習う前にジョコ女史が手掛けた「ゴンドクスモ」短縮版も習ったが、短縮版で習ったのはこれだけである。芸大の短縮版と違っていて非常に勉強になったけれど、やはり長いバージョンの方が充実感があって好きだなあと思う。
宮廷舞踊(スリンピ・ブドヨ)と対極にあるのが民間舞踊(ガンビョン)で、私はこの対極にある舞踊を二本柱にしていた。ガンビョンは太鼓のリズムにのって踊るもので、自分で太鼓の手組を考えたいと思い、太鼓も習っていた。まず、とりあえず入手できる音源は全部踊れるようになりたいと思い、次のような曲を習う:「パンクル」、「パレアノム(ガリマン氏版)」、「パレアノム(PKJT版=2ゴンガン版)」、「パレアノム(ジョコ女史版=3ゴンガン版)」、「ガンビルサウィット・パンチョロノ」。ちなみにゴンガンとは曲の長さのこと。これらは市販の音源がある。他に、芸術高校自主録音の「アユン・アユン」(4ゴンガン、ジョコ女史版)、ジョコ・ワルヨ氏が太鼓を叩いている市販カセット2本。1本は私がどこかの店で買ったもの、もう1本は太鼓の先生が持っていたものだが(テープは半ば伸びていた)、どちらもその後どこの店でも見かけたことがない。古くて再版されなかったものかもしれない。それ以外に、市販のカセットにない太鼓の手組を習いたくて、マルトパングラウィットの太鼓の本に採録されている古い手組を太鼓の先生に叩いてもらって録音し(10ゴンガン、太鼓の音のみ)、それをジョコ女史の所に持って行って習った。
それ以外の曲でジョコ女史から習ったのが「ゴレッ・スコルノ」、「ルトノ・パムディヨ」、「ゴレッ・マニス」。どれも留学前から習っていた曲で市販カセットがある。1,2曲目がクスモケソウォ(ジョコ女史の舅)の曲だが、実は市販カセットは短縮版である。ジョコ女史によると、カセット会社はテープの片面(30分)に2曲収録したいため、長い曲は短縮するようにと要請してくるのだそうで、これらの短縮はジョコ女史が手掛けたという。私は元の完全版も習いたかったので、どちらも完全版を自主録音した。
さらに、ジョコ女史が振り付けた「クスモアジ」も習う。この舞踊作品については『水牛』2020年8月号に寄稿した「ジャワ舞踊作品のバージョン(8)『クスモ・アジ』」で書いているけれど、結婚式で夫婦神が新郎新婦を祝福するために降りてくるという内容で、男女ペアで踊る舞踊で私が習ったのはこれだけである。他の人が振り付けたこの種の舞踊は男女がラブラブな感じで踊るので(演出にもよるが)、私には気恥ずかしい。実はこの曲も録音の準備を進めていたのだが、先生が亡くなるなどで取りやめになってしまった。
最後に、マンクヌガラン王家の「ゴレッ・モントロ」最短版も習ったことがある。同王家の太鼓奏者ハルトノ氏の息子さんの結婚式にミチも踊ってくれと言われて(私は氏が指導するガムラン練習に参加していた)、2,3か月くらいせっせと舞踊練習に通い、多くの踊り手たちと一緒に出た。踊ったのはこの時限りなので、もう忘れてしまった。この王家の舞踊はかわいらしくて好きなのだけれど、どうも自分にはその可愛さが足りない…と気になってしまう作品。
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