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ジャワのこうもり
今日テレビで「世界・ふしぎ発見!」を見ていると、ボルネオ島の洞窟でコウモリの大群が飛んでいくシーンを映していました。まるで竜が空に昇っていくような壮観な眺めです。

実はソロのクラトン(王宮)にも、あの洞窟に負けず劣らずだと思えるくらい沢山のコウモリが棲んでいます。私が見たのは一度だけですが、確か夕方5時過ぎ頃、クプトレン(後宮)の屋根の破風が黒い煙を吐き出すようにコウモリの大群が出てきて、クラトンの上空で何度かとぐろを巻いたあと、どこかへ飛んでいきました。

明らかに鳥の羽音とは違う、きしむような感じの音が辺りに響いたので―あれが超音波だったのでしょう―、あれは何かと聞いたところcondot(フルーツコウモリ)ということでした。クラトンには往時のように多くの人は住んでいないし、手入れされていない建物も多くあるので、コウモリには棲み心地が良いのでしょう。あるいは昔から共存していたのかも知れません。

ジャワの王は南海に棲む女神ラトゥ・キドゥルに守られているという伝説があります。この女王は精霊を統べる女神であり、コウモリも女王に与しているのかも、と本気で思える光景でした。