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岡崎神楽 来阪
2009年7月12日(日)昼

この日大阪市内の宴会場で、「近畿・三隅会」の会合があり
昨年共同制作した岡崎神楽社中が神楽を上演するというので
会いに行く。特別にお願いして、楽屋裏のほうから上演を見せて
もらった。

一行は前日夜12時過ぎまで地元で神楽を上演したのち、引き続いて
支度して3時ころに出発して出てきたという。朝9時過ぎに大阪に
着いたそうだ。

ビルに入っている宴会場では響くのでだめということで、太鼓は使えず
生演奏ではなく、CD録音を使用して、「義経と弁慶」(正式タイトル
忘れた…)から五条大橋の場面、「恵比寿」、「大蛇」から稲田姫と
じいさん・ばあさんの登場~オロチ登場~スサノオのオロチ退治まで
を、全体で1時間くらいに縮めて上演する。

岩見神楽と言えば面だと思っていたけれど、義経は面なしで、
遠目で見ると、女のようにきれいに見える。

「恵比寿」では大黒と恵比寿が登場して福を授けるという内容で、
恵比寿が鯛を釣り上げる一方、大黒が釣り上げたものは巻物で、
徐々に広げてゆくと、祝・近畿三隅会30周年記念、と書かれている。
そして最後に2人は大黒の持つ袋の中に入っている飴を観客に
撒いて戻っていくという内容。

最後の「大蛇」では、じいさん・ばあさんがオロチに毒酒を呑ませる
シーンで、観客の人たちがビール瓶を持ってきたり、じいさんが持つ
樽を手にしたりして、それぞれオロチに酒を呑ませようとする。

(ビール瓶の人はもちろん振りだけ)、神楽殿での上演だとこういう
風にならないと思うが、先ほどの飴拾いといい、このシーンといい、
観客のノリと熱狂に、心底うらやましく思う。こういう心が郷土芸能を
支えているのだ。この観客の反応を見るのが、今回最大の収穫
だったかもしれない。しかも、今回の会合は島根県人会でなくて、
三隅町の出身者だけによる集まりだった。だからこそ余計熱狂
ぶりがすごかったのかもしれない。