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2/11 パクアラム侯の誕生日式典
8:30~パクアラム王家にて、パクアラムIX世のTingalan Dalem(誕生日式典)があり、参列。まず叙階式、次に参列者が王夫妻と握手し祝辞を述べ、その後に食事が出て舞踊がある。演目はスリンピ・ラグドゥンプルSrimpi Lagudhempelとモンゴロ・トモManggala Tama。

パクアラム家では、VIII世の王妃がソロ(スラカルタ)の王家から輿入れしている。そのときに音楽家や踊り手もソロから来たので、この王家の舞踊はソロ様式がベースに、それを短くしている。スリンピ・ドゥンプルのように二部形式の作品の場合、パクアラム王家では伝統的に後半しか上演しない。1971年代初めから同王家で踊ってきた、現・芸術大学ジョグジャ校ISI YogyaのヘルミンBu Hermien学長によると、これは少なくとも当時からそうだったという。それをさらに半分に短縮したもの(したがって全部で15分くらい)が上演される。踊り手の1人がヘルミン学長の娘。

モンゴロ・トモは基本的にソロのボンドユドの舞踊と似ていて、曲も一部同じ。指揮官の武将の踊り。ソロ様式と似ているが、両足揃えて腰を落とすポーズがあって、荒型の割に可愛いい動きに見える。踊っているのはヘルミン学長の長男。

ヘルミン学長の旦那さまのマルジヨMardjijo氏は、私が2回目の留学をしていた時に、ソロの芸大大学院で修士課程を取っていた人だった。修了制作はこのパクアラム王家のラーマーヤナの掘り起こしで、私は亡き師匠(Bu Djoko)親娘と一緒に車をチャーターして見に来たことがある。師匠は、昔ジョグジャの芸術高校、芸大でも教えていて、そのときに、パクアラム王家に嫁いだ王妃についてきた、元ソロ王家の踊り手の人に習っていたのだ。マルジヨ氏は1968年からパクアラム家で踊っていたという。

残念なのは、この王家では舞踊の定期練習はなくて、王家や国の関係の行事があったときに、事前に関係者の踊り手が練習するだけということ。それを考えると、定期練習を維持しているソロの王家(クラトンとマンクヌガラン)は偉いと思う。