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マレーシア料理
API Projectのあったタシック・チニ(チニ湖)はパハン州にあり、オランアスリという先住民が住んでいる。ここの料理はとても辛いそうで、マレーシアのプロジェクト・スタッフは辛さ控え目にしてほしいと頼んだという。

APIは日本、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンの5カ国のフェローから成るのだが、この中でもフィリピン人が辛さに弱いのだ。見たところ、マレーシア人もあまり辛い料理を食べないみたいだ。私がクアラルンプールのホテルで食べた料理は、カレーでもなんでもマイルドな味だった。「Michiは辛いのが大丈夫なのね…」と他の国のフェローに言われたくらいだ。

チニ湖のホテルでは比較的マイルド味だったのだが、初日夜に地元民と一緒に料理したときのこと、料理用に用意された唐辛子の量を見て絶句、皆で使用料を半分に減らしてもらうよう頼む。それでも、バナナの花を蒸したもの(jantung pisang、バナナの心臓の意味)や、小さい生のハスの葉っぱにつけて食べるソースは、私でも口が曲がるくらい辛かった。あの唐辛子を全部使っていたら、とうてい耐えられる辛さではない。しかし、このバナナの花とか他の野菜とか、臭いのきつい野菜料理が、この辛いソースをつけて食べると、ほとんど気にならないから不思議だ。生活の知恵なんだろう。

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別の日に、オラン・アスリが住む村でピナンという実を食べさせてもらう。ピナン=ペナン、つまりペナン州の地名の由来となった木らしい。この木の実を生で食べるというのに驚くが、それだけで食べるとものすごく「いぐい」(私の地域の言葉で言うとそうなる)。口の中にえぐみ、渋みが残る。その時にシリーの葉っぱをくれて、これも一緒に食べると良いというので一緒に口に入れると、不思議なことにさっきの渋みが消えて、マイルドな味になる。シリーは、噛みタバコ(びんろうじゅ)を包む葉っぱだ。もしかして、噛みタバコはまだ試したことはないが、シリーで包まなかったらひどい味なのかも。