ソロ・ダンス・フェスティバル 1日目 

2007年4月28日19:00−Gedung DHC'45にて

1.Krisna Lin (台湾)"Nan-Kuan Dance"
  芸大ISI Surakartaへの留学生。Nan-Kuan(南京?)の伝統舞踊。この舞踊の
  手の動きは、Budhoや人形劇Quanzhouから取り入れているという。

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photo by FD Suhkmana

2.Ni Kadek Yulia(ソロ)"Moure "Moi-Aussi"
  最初にKadek本人を映した映像を壁に投影し、本人はベチャに乗って登場、映像
  が終わるとそこからまた移動して踊り始める。

3.Silvester Pamardi(ソロ)"Dalam Bentangan Waktu"

会場のDHCはクラトンの東側Betengにある。オランダ時代の建築で、Krisnaの公演は建物の前庭のフェンスの前で、Kadekの公演は建物の裏庭で、Pamardiの公演は建物の裏側にある階段を1階から2階へと使って行われた。そのたびに観客は場所を移動する。

公演 Pentas Nemlikuran 

2007年4月26日(木)20:00- 芸術高校SMKN8(SMKI) Surakartaにて

今月はUniversitas Negeri Surabaya(旧IKIP Surabaya)より、東ジャワの舞踊のオンパレード。

私の師Sri Suciati Djoko Suhardjo女史(故)の長男が同大学で教鞭を執っていて、今月は彼が全演目をプロデュースする。

同大学の芸術学部には舞踊、音楽(karawitanではなく西洋音楽)、演劇の3専攻があり、そのうちの舞踊と音楽から教員と大学1年生、2年生の125名が大型バス2台を連ねてソロ入り。踊ったのはこの長男以外は全部大学生。演奏は演目によっては学生だけではラサを出すのに無理があるとかで、太鼓などに在野のプロseniman alamを混ぜているとのこと。

公演 Pentas Nemlikuran 

2007年3月26日20:00- 芸術高校SMKN8(旧称SMKI Surakarta)にて

Pentas Nemlikuranは芸術高校の創立記念日にちなんで毎月26日に行われている伝統舞踊の公演。2003年3月から始まる。

今月で4周年記念ということで、1の後に続いてNasi Tumpeng(円錐形にかたどった黄色いご飯)が持ち出される。

演目
1,"Sesaji"
  / 男性優形4人(Pamardi,Daryono,Nuryanto,Eko Supriyanto)+アチェ舞踊
  アチェ舞踊は男性歌手2人がアチェ人(現在芸大大学院在籍中)で、芸大女学生
  8人(ジャワ人)が2人にアチェ舞踊を習って、男性優形とコラボレーションする。
2,"Bromastro" / Ujian Pembawaan(3/21)でこれを踊った学生
3,"Gatutkaca Gandrung" / Wahayu Santoso Prabowo
4,Sahita による演劇
  Sahitaは5年くらい前に結成された女性のグループ。
  Inong,Setyoasih,Lestari,Ati+客演Bu Dani

試験公演 Ujian Pembawaan  

2007年3月20,21日20:00-
芸大スラカルタ校舞踊科Pembawaan試験公演
Teater Kecil, ISI Surakartaにて
入場料Rp.2500


Pembawaan試験=卒業制作(伝統舞踊上演/振付/論文の3コース)に進むために必修の試験。振付コースの人は創作、それ以外は伝統舞踊の上演。

20日は見に行かず。

21日の内容
1、見ていないが、創作
2、見ていないが、Adaninggar Kelaswara(女性舞踊)
3、Bromastro (男性舞踊優形、ただし踊ったのは女性)
休憩
4、創作(pemimbin=Eko Supriyanto)
5、Bondoyudo (男性荒型)

Bedhaya Diradameta 

2007年3月17日 マンクヌガラン王宮にて
Art Direktor : GPH Herwasto Kusumo 
Choreografer : Daryono, Hartanto
Composer Karawitan Tari : Wahyu Santoso Prabowo
Music Director : RT Sri Hartono Hagnyosuroso
Penari : Daryono, Hartanto, Nuryanto, Ali Marsudi, Agus Prastyo, Supriyadi, Sri Wardoyo
Nara Sumber : RT Suwardi

今年はマンクヌガラン王家設立250年に当たり、今から11月まで毎月さまざまな行事が行われる。今月はマンクヌゴロ一世の作とされるものが復曲された。

●作品の概容
曲や振付は残っていないので新たに作る。マンクヌゴロ一世の手記に残っている詩が使われた。舞踊について言われているのは…
・ブドヨ Anglir Mendungと同時代に作られている
・Anglir Mendungがすべて女性の音楽家・プシンデン(歌い手)だけで演奏され、7人の女性により踊られるのに対し、Bedhaya diradametaはすべて男性の音楽家・プシンデンで演奏され、7人の男性により踊られる

●他に…
・Diradametaの曲をブダヤンに編曲して使用(後半のみ)
・男性のブドヨといえば(ブドヨは女性による神聖な舞踊)、ジョグジャでは女性の型の振付で女装して踊るが、ここではあくまでも男性優型(Alus)で、男性の衣装を着て踊る。
・衣装はドドット・アグン。
・ドドット・アグンは、イワン・ティルタがブドヨAnglir Mendhung用に作ったものを使用。
・後半では3人が槍を、4人が弓を持って踊る。そのための槍持ち、弓持ちが踊り手以外に計7人いる。
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この日は招待状制。ドレスコードは女性はクバヤ。到着するとまずはディナー。それが一段落すると着席して開会の辞。続いてオープニングに子供たちによるWanoro(サルの踊り)。Suryo Sumirat(マンクヌガラン当主の弟が長を務める舞踊団体)より。そしてその後がブドヨ。
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公演 INFINITA 

2007年3月10日Taman Budaya Surakartaにて
振付 Sen He Ha
舞踊 Sen He Ha + TBS dance theatre studio


振付のSen He Haは韓国人で、UCLAの大学院で学位を取った人。韓国の伝統舞踊から出発してコンテンポラリ舞踊で活躍している。
私が彼女の作品を2000年以来見ている。彼女はしばしばソロの舞踊家とコラボレーションしている。TBS dance theatre studioのメンバーは昨年と大体同じで、実力派の若手たちが出演している。

公演は第1部が彼女のソロで、一曲目が韓国の伝統舞踊。8分。2曲目が"Are you a Good Witch or a Bad Witch"という12分の作品。音楽はDavid Karagianis。第2部がINFINITAで、TBS dance theatre studioによる11場面計40分の作品。音楽は全部Gyorgy Ligetiのピアノのためのエチュード。




公演 Damarwulan Menakjingga 

2007年3月8日 Gedung kesenian Jakarta (GKJ)にて
上演 Kusumo Budaya
振付 Elly Luthan
振付助手 Wasi Bantolo他


この舞踊団体は在ジャカルタのジャワ王族たちの集まりで、自分たちの子弟にジャワ文化を伝えるというのを目的にしているという。今回の催しは難病の子供たちへの寄付を募るチャリティーで、この団体はだいたいチャリティーのために上演することが多いということだった。この公演はクローズドの招待制で、最初に立食パーティーがあって後、公演が始まる。

音楽家は実はソロからで、若い男性舞踊家もソロから。ジャカルタのジャワ舞踊界では、音楽家が不足し、かつ踊れる若い男性舞踊家があまりいないため、だいたいソロから助っ人が行く。

公演 Iwan Tirta "Tandhing Gendhing" 

2006年12月7日 The Dharmawangsa(Gland Ballroom) にて
(1)ディナー
(2)舞踊 Srimpi Anglir Mendhung 
(3)オペラ Tandhing Gendhing   
Art Director/Penata Busaya : Iwan Tirta
Choreografer/Director/Scriptwriter : Wasi Bantolo
Penata Tari Srimpi : Sulistyo Tirtokusumo
 

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これはバティックの第一人者イワン・ティルタのファッションショーとしての舞踊公演。単にモデルにバティックを着せるだけでなく、イワン・ティルタが各登場人物のキャラクターにあわせてバティックやアクセサリを作り、それを舞踊の形で見せるというもの。しかもクリス(剣)はMuseum Pusaka TMII(タマン・ミニ・プソコ博物館)から借り出したもの。このショーというか公演はチケット代が100万ルピアということだったが、私は招待されて記者席で見る

芸大スラカルタ校昇格 

2006年9月11日
インドネシア国立芸術大学スラカルタ校がSTSI(Sekolah Tinggi Seni Indonesia) から、ISI(Institute Seni Indonesia)に昇格。

同校のホームページ→ http://www.isi-ska.ac.id/

9月11日の3:00から大学のプンドポに教育文化大臣夫妻、中部ジャワ州知事(代理)、スラカルタ市長(代理)を迎えてお披露目の式典(peresmian)があり、私も出席。

STSI改めISIの式典への力の入れようはなかなかのもので、メイン・ホール(プンドポ)にあるガムラン・ジャワだけでなく、ガムラン・パコルマタン(表敬のガムラン)2セット、ガムラン・バリ、ガムラン・スンダ、さらにガムラン・ジャワがもう1セット、大臣の通り道の脇に置かれて、来賓を迎える。

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プンドポから大劇場の方を見る。沿道に傘を立て、大臣を歓迎。

2006年9月13日20:00−
芸大昇格記念公演
・舞踊劇 "Rangarawe Gugur" / ISI Surakarta
・ワヤンオラン / Sekar Budaya Nusantara (SBN)


SBNは元社会大臣の女性が長を務め、ジャワのワヤン・オランを公演するグループ。メンバーはその時により多少変わる。ジャカルタに基盤を置いて全国から舞踊の名手を集めているが、男性の踊り手には芸大スラカルタ校卒業生、教員が活躍している。